[2014年9月22日]
こんばんは。
学校訪問シリーズ、今回は「工学院大学付属高等学校」に行ってまいりました。
会場は大学内の教育棟と呼ばれる大ホールで行われたのですが、その大きな会場が満席でした。また時間的には1時間半というところでしたね。
主な内容としては、もちろん学校の特色のお話でしたが、取り立てて「グローバル化」という事を強調していました。
その背景には、やはり日本の教育がグローバル化に遅れているという現状があるからだと思いますね。
でその「グローバル化」ですが具体的には以下・・・
<PBLによる授業展開>
最近あちこちの大学でも取り入れられていて、今や国際標準となりつつある授業手法で、Project Based LearningまたはProblem
Based Learningと呼ばれています。
小グループに分かれ生徒が主体となって課題を解決していくというもので、その過程で生徒自身が自ら調べ探究した事を通して学んで行くというものです。
つまり、従来型の先生が講義をし生徒が受けるという受動的なスタイルではなく、生徒が積極的に課題を解決して学ぶという能動的なスタイルですね。
<英語のC1レベルを目標>
グローバル化には付き物の語学力ですが、やはり英語力が必須ですよね。
なんと「C1」レベルを目指すというのですが、そのC1ですが中学生ではあまり馴染のない表現でしょうが、「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)」の「C1」レベルなのですが日本で言う英検1級に相当します。
<ICTの活用>
最近では、パソコンを使ってのインターネットの利用などは当たり前の様になっていますが、それに加えタブレットやスマートホンなども活用していくという方針の様です。
以上簡単ですが参考になれば幸いです。
あと、昨今の傾向ですが、英検・漢検・数検の加点基準が厳しくなっている私立高校が増えています。
日大三校が準2以上、今日ご紹介した工学院は3級以上で最大2ポイント加点だったのが1ポイントまで、関東国際はとうとう英検準2以上のみで漢検・数検は対象外・・・等々、受験生は要Watchです!
では。