[2014年12月15日]
こんばんは。
寒い日が続きますね。
雪の予報も出始めました。
さて、今日は「アクティブ・ラーニング」に関してお話しをしたいと思います。
まず、「アクティブ・ラーニング」とは何かですが、「教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し解を見いだしていく能動的学修」とあります。
前にご紹介した「PBL」(Problem Based Learning):「問題解決型授業」とほぼ同様ですね。
ところでなぜ今それが必要なのか、世界的にグローバル化に立ち遅れている日本、しかもこれから迎える深刻な少子化社会、その様な状況の中社会に貢献する人材の育成が急務となっており、その解決手法として最適と議論されているからです。
ただ、問題はそう思っているのはほとんど大人達であるというところです。子供でもそういう事を考えている子がいないとは言いませんがごく少数派でしょうね。
そもそも社会に貢献するという事がどういう事なのかが解らない子が多いでしょうし、まず動機が湧かないでしょうね。つまり定番の質問「なんで勉強しなきゃいけないの?」に繋がるんです。
それは子供達が悪い訳ではなく環境が悪いんです。「動機づけの環境がない」のです。
小学生で行くキッザニア、中学生の職場体験、高校生の奉仕活動と昔に比べれば少しはその機会が増えてはいるといった感じですがまだ足りないでしょうね。
足りないというよりは、高校で行われている「自分の将来像を見つける為のプログラム(卒業生の話を聞く、大学教授の研究成果の話を聞く、職場を体験する、奉仕活動をする等々)」の対象を若年化させた方が良い気がします。
だって、ある意味小学生の方が純粋に「なんで勉強しなきゃいけないの?」と思っている子が多いと思いますし、早く能動的な学習を動機づけさせた方が効果が大きくなると思います。
ただ、小学生なんだからまだまだそんな事は・・・と思われ方々もいると思いますので、賛否両論というところでしょうか。。。
ではでは。