[2014年12月29日]
こんばんは。
早いですね。
今年もあと数日となりました。
来年も良い年となりますよう心からお祈り申し上げます。
さて、今日は少しづつ制度化が進んでいる小中一貫校に関する話題を取り上げてまいります。
1947年に小学校は6年・中学校は3年となってから70年近くたった今、その6・3制を見直そうという動きが強くなり始めています。実際、特例的に導入している市町村もあるようです。
見直しの理由は大きく2つあり、一つは最近良く耳にする「中1ギャップ」:小学校から中学校への環境の変化に適応できずに不登校になったりする問題の対応、もう一つは昔に比べて小学生の心身の発達が2年ほど早まっているという事への対応があります。
で6・3制ではなくどうなるかですが、「地域の実情に応じて弾力的に編成する事が可能」となるようです。
ここがこの制度の目玉となるのですが、つまり日本全国画一的に変えるのではなく、変える事もでき何年制するかもある程度自由となるのです。ただ自由といっても現実的な事を考えなければいけないので、5・4制か4・3・2制か現状の6・3制というところでチョイスになると思います。
こうなると地域が異なればもちろん、同じ地域でも学校により異なる場合があるという事になりそうですね。
しかも教科書も異なり、たとえ同じ年齢でも違う単元を学習しているケースが出てくるでしょう。
塾でも個別指導では、個々のカリキュラムが異なるのであまり変わりはありませんが、集団指導ではクラスが細分化されて色々と大変になるでしょうね。
また呼び方も変えなきゃいけませんよね。5・4制の中3生と6・3制の中3生は同じではないので、前者は8年生、後者は9年生と呼ばなきゃいけなさそうです。。。
メリットも大きいでしょうがデミリットも少なからずやというところでしょうか。
では。