[2015年1月5日]
こんばんは。
寒い日が続きますね。
インフルも流行っているようなので、手洗いうがいはお忘れなく。。。
さて今日は「高大接続改革」の話題です。
今までセンター試験がなくなって新しい制度の試験になるとか、授業の形態が「アクティブ・ラーニング」が主流になるとかご紹介してまいりましたが、全て「高大接続改革」の一環なんですね。
まだ、案という段階ではありますが、確実に実現に向けて一部が実行され始めています。
そしてお国の意気込みは・・・
<国は、新たな時代を見据えた教育改革を「待ったなし」で進めなければならない。>
とある様に相当なものである事を強く感じます。
では簡単にその概要(抜粋)を紹介します。
【目的】
生産年齢人口の急減、労働生産性の低迷、グローバル化・多極化という厳しい時代に、十分な知識と技能を身につけ、十分な思考力・判断力・表現力を磨き、主体性をもって多様な人々と協働することができる人材の育成。
【高等学校教育の改革】
高大接続改革と歩調を合わせて学習指導要領を抜本的に見直し、育成すべき資質・能力の観点からの構造の見直しや、主体的・協働的な学習・指導方法であるアクティブ・ラーニングへの飛躍的充実を図る。
また、教育の質の確保・向上を図り、生徒の学習改善に役立てるため、新テスト「高等学校基礎学力テスト(仮称)」を導入する。
【大学教育の改革】
個々の授業科目等を越えた大学教育全体としてのカリキュラム・マネジメントを確立する(ナンバリング等)とともに、主体性を持って多様な人々と協力して学ぶことのできるアクティブ・ラーニングへと質的に転換する。
【大学入学者選抜の改革】
現行の大学入試センター試験を廃止し、大学で学ぶための力のうち、特に「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を導入し、各大学の活用を推進する。
といった感じで、キーワードは「知識と技能、思考力・判断力・表現力、主体性」と「アクティブ・ラーニング」です。
ところで、高校大学がこの様な方向へ進むという事は、そのうち小中学校にもそれが波及して行く事が容易に想像できます。
現に都立高校の推薦入試で実施している「集団討論」や都立中高一貫校が実施している「適性検査」などはまさしくそれを予兆しており、小中学生にそれを任意で課している事になりますからね。
その様な事が進んでいくと日本全国どこでも学校は「アクティブ・ラーニング」!という時代が到来し、当然我々塾屋も変わらなければいけないという事になると思います。
そんな中、当塾も今年は「アクティブ・ラーニング」元年として、徐々に始めていこうかと考えています。
最初はイベントとして楽しみやすいものとしていくつもりで、憶え・考え・課題を解決して達成感を味わい、それが最終的に喜びに繋がれば幸いですね。。。
ではでは。