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早稲田育英ゼミナール
八王子みなみ野教室

[2015年3月9日]

大学入学希望者学力評価テスト

こんばんは。

受験も終わり、皆ほっとしているとろではありますが、教育改革の波は激しい様子を呈しておりますね。
センター試験廃止後どうなるかという議論がどんどん進んでいる様です。
で最新情報では、2020年度:センター試験を廃止し「知識の活用」を問う「大学入学希望者学力評価テスト」を導入(年2回実施)、それに加え高校在学中に行われる「高等学校基礎学力テスト」を導入(年2回実施)。
こちらは今まで通りの知識編重型のテストで大学進学や就職の際の学力の証として利用する。更に更に・・・英語に関しては、「読む・聞く・書く・話す」という4つの技能をバランス良く評価できるTOEFLを活用。。。
皆さん・・・どう思われます・・・
まず「大学入学希望者学力評価テスト」の年2回ですが、必ず2回受けなければいけないという意味ではなく、2回チャンスがあると言う意味でもちろん1回でもO.K。でも流れて的にはほとんどの生徒が2回受ける事になると思います。
そして「高等学校基礎学力テスト」の年2回ですが、高2と高3を対象として行われ、計4回のチャンスがありベストセレクション方式で一番成績が良いものを取ることが出来るとされています。
でも学力の証として見る側にとっては高3で受けた方のものを欲すると思いますので、高2で受けたものはどういう扱いになるのかが疑問です。たぶん高2の分と高3の分の2つが必要になるのではないかと予想されます。そうなった場合は、各学年で2回のチャンスとなりそうですね。
このように、在学中には「知識編重型」のテスト、受験時には「知識活用型」のテストといったまったく異質なテストを受けなければいけない・・・もちろん、今まで通り中間や期末試験もある・・・となっていくと、どんだけテストを受けなきゃいけないのよー!という感じで、しかも英語もある程度ぺラぺーラと喋れるようにならないといけないということです。
まず心配になるのは、生徒へ負荷ですよね相当なのもとなりそうです、あと「知識の活用」を問う「大学入学希望者学力評価テスト」ですが、今センター受験者が50万人超いるなかで、記述式のテストの採点をどうこなしていくのでしょうかね。採点ミスが問題となって都立高校入試がマークシート方式に切り替わってしまうというのに。。。
あと肝心なのは「知識の活用」を教えられる先生がどれだけ育つかというところになってきます。教える側も相当数の体制が必要になると思います。
という様に課題満載ではありますが。。。
そうは言っても我々も準備をしていかねばというところです。
ではでは。