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早稲田育英ゼミナール
八王子みなみ野教室

[2015年6月29日]

都立高校入試でも表現力・思考力・活用力を重視!

こんばんは。

速いもので今年も半分過ぎてしまい、次の受験まで8か月前後という時期に来てしまいました。
そして平成28年度の都立高校入試では色々な変化があります。
?学力試験と内申の比率が全校7:3固定
?専科の内申が2倍で換算
?選択問題はマークシート導入
これから学校でも色々とそれにまつわる説明があるかと思います。
さて、今日の本題ですが、平成27年度の都立高校の一般試験の結果が分析されその内容が発表されました。
その中で特に気になる中学生向けの「指導の改善の視点」というものを考えたいと思います。
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まずは、その内容のご紹介。
(1) 国語:登場人物の様子や心情などを、場面の展開や登場人物の描写に注意しながら複数の言葉を手掛かりにして的確に読み取らせる指導を行うこと。また、読み取った内容を基に、自分の考えを目的に応じて適切に表現させる指導や、ペアやグループで互いの考えを比較・関連付けながら読みを深めさせる指導を行うこと。
(2) 数学:考えたことや工夫したことなどを数学的な表現を用いて説明し伝え合う活動を通して、正確に、分かりやすく表現する能力を一層高める指導を行うこと。また、空間における線分と面の位置関係を捉えて空間の中にできる立体を考えることや、空間図形を平面図形に帰着させて考える指導を行うこと。
(3) 英語:自分の考えなどを相手に正しく伝えるために、スピーチなどの言語活動を通して、文の順序や文相互の関連が適切な文章を表現できる実践的な運用能力を定着させる指導を行うこと。
(4) 社会:政治や経済の諸制度を成り立たせている基本的な考え方や仕組みについて、複数の資料を活用するなど、具体的事例を通じて理解させる指導を行うこと。また、言語活動をより一層重視し、社会的事象から課題を見いだし、多面的、多角的に考察したことについて適切に表現する力を身に付けさせる指導を行うこと。
(5) 理科:実験の結果を分析して解釈し、根拠を基に導き出した考えをグラフや図表等を活用して、表現する能力の育成を重視した指導を行うこと。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/2015/pr150625d.html
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という様に5科に対してさまざまな改善要望が書かれていますが、これを読んで皆さんもお気づきかと思います。
全科目に渡って、表現力・コミュニケーション力、活用力、思考力・課題解決力を養いなさいという内容が盛り込まれています。
つまり、平たく言うと知識だけじゃダメ!、それを活用出来なきゃダメ!、そしてそれを分かりやすく説明出来なきゃダメ!と言っていますね。。。
これって、間接的にアクティブ・ラーニングをやっていきましょう!と言っています。
この様に高大接続の教育改革で高校・大学・大学入試の在り方を変えようとしている動きは、中学生そして高校入試の在り方も変えようとしています。。。
ではでは。