[2015年12月28日]
こんばんは。
いよいよ「プログラミング」が次期学習指導要領で高校の新科目となります。
科目名は「情報科」(仮称)の様です。
最近、技術革新のスピードが速く、業界ではプログラマー不足が問題となっている様ですが、それは日本においてのみの話ではなく、どうも世界的な傾向の様で各国プログラミング教育に力を入れ始めています。
グローバル化を目指す日本としては、「喋れる英語教育」と共に当然のチョイスなのでしょうけども、その実現には大きな問題があります。
それは・・・今現在教えられる先生が少ないという事。
なので先生の教育から始める様です。
なのでかなりのビックプロジェクトとなりそうです。
でも正直言って教えるのは大変だと思います。
とりあえず動くプログラムを作る事は、本一冊読めば結構誰でも出来ますし、先生レベルでしたら教える事も可能だと思いますが、「生きたプログラミング」を教えるにはやはり実務経験が必要です。
実は業界が求めているのは、その「生きたプログラミング」が出来る即戦力です。
会社に入れて育つまで待ってられないんです。。。
なので、その即戦力をどのぐらい社会へ送り出せるかが国際競争力となるのです。
という事を考えると、業界の人間が学校に出向いて教えれば良いという論理になるかと思いますが、それはそれで人手不足の中その人材リソースをどうさくかがまた問題となったり、教育資格うんぬんとか言い始めそうですが、世界と戦うのであればこの方法しかないと思います。
要請があれば私もお手伝いしますよ。。。
この様に実現に色々な困難が待ち受けているとは思いますが、是非とも実のあるプログラミング教育を実現して欲しいです。
また、その実現にはアクティブ・ラーニングが不可欠だとも思っています。
ではでは。
※追記(興味がある方はこちらもどうぞ。)
「生きたプログラミング」とは、これは私の定義ですが、そのプログラムを必要とする人たちや物の為にプログラミングをする事で、ようは世の中で役に立つものを作る事です。
なので当然要求仕様(要求スペック)というものが明確になっており、それを実現し且つ品質を確保する為に、設計・プログラミング・テストという緻密な工程をきちんと踏んで開発していく必要があるんです。
でその要求スペックですが、機能性・正確性・スピードなどを求めるものが多いですが、その求められる度合いによって、そのプログラムの作り方が変わってきます。
なので経験やノウハウが必要となってくるんですね。
という事でこれを教えないと自己満足のプログラムで終わってしまい世の中では役に立たないものとなってしまうんです。
これは「喋れべれない英語教育」と同じ道を歩んでしまう事となります。