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早稲田育英ゼミナール
八王子みなみ野教室

[2016年1月28日]

地理総合と歴史総合で考える知識の定着化

こんばんは。

次期学習指導要領で高校の新科目となる地理総合(仮称)・歴史総合(仮称)に関して、検討段階の具体的な方向性と特色が中教審初等中教育分科会より出されました。
以下。
<地理総合>※具体的な「問い」の例に関して
▽なぜ出生率と人口増加率は一致しないのか
▽どうしてアンデスでは湖上で生活する人々がいるのだろうか
▽ハザードマップを読み、自分たちの町の防災について考えてみよう
<歴史総合>※育成すべき資質・能力に関して
▽歴史を考察する手だて(視点や方法)を用い、現代の諸課題の歴史的背景を追究する力
▽諸資料を適切に活用する技能
▽国際社会に主体的に生きる日本国民としての自覚と資質
とあります。
授業方式は、もちろん「アクティブ・ラーニング方式」(AL方式)となり、?知識の習得?資料の活用?思考・判断の表現?グループディスカッション?個人成果へフィードバック
という流れになると思われます。
そこで、今の受身の知識偏重型の教育と比べてみると、比べ物にならない程、AL方式の方が時間を要するという印象を受けるかもしれません。
ですが・・・・良く考えてみて下さい。
今の教育は知識を得るのは早いですが、忘れるのも早いですよね。
特に理科・社会は顕著です。
なので何度も学習し直して定着化を図るという事となり、結局は時間は掛かっているんです。
一方AL方式は、喋ったり・体を動かしたり・可視化したりという体験的な学習で、最初は時間が掛かりますが、より多く体を使った憶え方になるので、印象も強く残り記憶が強固なものとなって、知識の定着化がトータル的には早くなると思います。
※運動すると憶えやすくなるというのは以前ブログで紹介しました。
良く昔の人は言ってましたよね。。。「体で憶えろっ!」(笑)
しかも、活用力やコミュニケーション能力も備わるので言う事なしというところでしょうね。
ではでは。