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早稲田育英ゼミナール
八王子みなみ野教室

[2016年3月24日]

反転授業で考える思考力養成のポイント

こんばんは。

昼間はだいぶ暖かくなりましたが、夜はまだまだ寒いですね。
隣の桜はまだ咲きそうにないです。。。

さて、最近「反転授業」という言葉を耳にした事がありませんか?
予習的に次の授業で学習する内容を予めタブレット等の動画で見ておいて、授業当日は、その解説を軽くやって、ディスカッションやグループ発表を主に行う授業です。
結構良い結果が出ている様ですが、まさにこれってアクティブ・ラーニングで、思考力養成のポイントは、ディスカッションとグループ発表という行為となるかと思います。
ですが、ここには隠れた思考力養成のポイントがあります。
それは、そうです予習です。
人間、初見、大げさに言うと未知なる物と遭遇すると、動物的な防衛反応もあるかもしれませんが、めちゃめちゃ脳みそが働く様にできていて、解らないものを一生懸命理解しようという動きにでます。これが良いんですよね。
予習の良いところは、予め知るという事だけではなく、予め解らないなりに考えるという事なんです。
なので私の生徒の小学生には良く、予習の宿題を出します。
「テキストにはこんなに親切・丁寧に解説が書かれているんだから、これを読んでこの問題を
やってきてごらん!」(もちろん応用的な問題も含めちゃいます)(薄笑)・・・
すると生徒は「えっムリムリムリ・・・、まだ説明してくれてないしー・・・」と日本文化に根付く典型的な能動的スタイルで反応してくれる場合がありますが、「大丈夫!やってごらん」と軽く流します・・・(大笑)、もちろん授業の当日それで解らない様であったり、誤答であった場合はとことん解説したり反復練習をしたりします。
トータルでは時間が掛かるやり方にはなるかもしれませんが、思考力養成の為の投資と考えれば納得できるのではないでしょうか。。。
ではでは。