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早稲田育英ゼミナール
中球磨教室

[2013年5月15日]

新小学5年生の保護者に向けて


自主性を生かしたスケジュール作り

 高学年への入り口に立ったこの時期は、生活のリズムを見直すのにいい機会です。
徐々に芽生え始める自主性を尊重し、上手に刺激しながら、子どもと一緒に学習スケジュールを立ててみるといいでしょう。
計画倒れで終わらないスケジュール作りのポイントやヒントを整理してみます。

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まずは目的・目標を整理

 これから迎える5年生という学年は、人格が形成されていく初期段階です。自分がどうしたいのか、どんな大人になりたいのかといった夢や目標が次第に明確になっていきます。
自分自身のやりたいこと(目的)ができると、具体的な目標が立ち、行動につながるものです。

 まずは子どもと一緒に目的・目標を整理して、高学年に向けた動機付けの機会としてください。
当然ながら、目的・目標は変化しても何の問題もありません。試行錯誤の中で様々な分野・方面に興味・関心が向くことが将来に向けての無形の財産になっていくことでしょう。


つまずき始めを見逃さない

 4・5年生にかけては学習内容が難しくなり、重要な単元が多くなります。算数では、たし算・ひき算の筆算、分数のたし算・ひき算、小数など計算力の基礎となる単元や、面積・割合などの新しい概念も登場します。

 この時期のちょっとしたつまずきは、その後の学習に大きく影響を及ぼすのです。よく「得意科目、不得意科目は4・5年生でつくられる」といわれるのも、なるほどうなずけます。苦手なものはつい後回しになってしまいがちです。ときどき子どもと一緒に理解度を確認し、早めに苦手教科の対策を行いましょう。


スケジュールの上手な作り方

 学校や塾の授業時間も増える高学年は、いかに効率よく時間を使うかが大切。しかし、子どもは段取りが苦手です。学習目標達成までのスケジュールを子どもと一緒に考えてあげましょう。
 例えば学校の宿題をいつやるのかについて、子どもとルールを決めておくとよいでしょう。
その際に大切なのは、「〇〇をしなさい」といった命令ではなく、「〇〇を先にやって、あとは夕飯後一緒に解いてみよう」といった助言です。子どものやる気をうまく刺激してあげましょう。


無理なく続けるひと工夫

 スケジュールの中には上手に「ごほうび」や気分転換を盛り込むのも大事です。
学校から帰ってから塾に行く前におやつを出して子どもの気分転換となる演出などしてみてください。
 また、あまりがんじがらめにしないことも大事です。
例えば勉強は開始時刻だけを決めておき、終了時刻は子どもにゆだねるのも一案です。


「量より質」で集中力アップ

 勉強は長時間やればよいものではなく、たとえ5分、10分という短い時間でも集中することが大事です。
忙しい課外活動などを続けながら勉強も両立している子どもは、自分のやりたいことに時間を割きたいからこそ集中力が発揮できるものです。

 短時間学習の習慣づけには、算数ドリルや漢字練習などが手軽でよいでしょう。使いたい教材を自分で選ばせてみるのも、やる気につながります。漢字も繰り返し練習するより、3回できれいに書く、といった目標を設定して練習するといいのです。

 また、集中力を高めるには勉強だけでなく、好きなことを好きなだけとことんやらせてあげるのも大事。勉強と関係がなさそうなことでも、とにかく夢中になることによって集中力のレベルが高まるのです。
子どもが集中していることをむやみにさえぎらず続けさせてあげるような心のゆとりを保護者が持つことが大切です。


習い事の効用、塾の活用

 習い事には集中力アップなどの効用がありますが、高学年になると、勉強が大変になり、やめる子も少しずつ出てきます。しかし、スポーツや音楽などと両立することで生活にメリハリができます。今後の目標につながることであればなおさらです。可能な限りスケジュールに組み込んであげましょう。

 また、塾はフル活用するのがおすすめです。ただ授業を受けるだけの場所ではありません。例えば塾の自習室は、家庭と違ってテレビやゲームなどの誘惑もなく、隣で仲間が勉強しているのを見て、自分もやる気になるなどの効果があります。また、わからないときにはすぐ先生に質問できるのも大きな魅力です。

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