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早稲田育英ゼミナール
牛川教室

[2013年10月25日]

昭和の思い出

こんにちは。

ブログやSNSで書けば、とか言われそうなお話ですけど勘弁してくださいね。

ときどき保護者様とお話しの中でも「昭和」というキーワードが出てきます。
私自身が昭和の生まれですが、一応中学生のときは平成になっていました。
・・・元号が変わったばかりのときですけども。

それでも、周囲の大人はすべて昭和を生きてきた人ばかりなわけです。
塾へ通っていた頃も当然、そういった大人たちが当時中学生だった私たちを相手にしていたのです。

今と決定的に違うのは、絶対に当時のほうが緩い(笑)
今ほど個人情報保護規制とかIT技術とかなかった時代です。
スマホどころか携帯電話自体が普及していない時代ですから。
クルマにエアバックも付いていないのが普通でしたし、街を歩いていても紫とか派手で、しかもダブルのスーツを着ている人も結構みかけました。
今とは大違いですね。

現在早稲田育英ゼミナールでもITを活用して様々なサービスを展開していますが、こういった仕組みが当時にはありません。

ただ、本質的には塾って変わらない、もしくは変わってはいけないところもあると思います。
過去の記事にも書いてきましたが、講師の先生は大学生だったことは今も昔も変わりはありません。
ただ、その先生の性格もあったのかもしれませんし、私が通っていたのは集団指導型の塾だったこともありますので一概に比較はできないかもしれませんが・・・

なにより先生が怖い。
塾長はもっと怖い(汗)

この塾長、にこにこしながら授業してくれるのですが、右手にチョーク、左手には竹刀もっているようなイメージ・・・

宿題を忘れようものなら、ガチで叱られるのです。
廊下に立ってろ!くらいな勢い。
さすがに学校の先生みたいにビンタとかゲンコツはなかったですけどね。

そして、先生方はとっても温かい人柄でした。
エピソードには事欠かない面白い先生でもありました。
バカバカしい話が相当長くなるので割愛しますが。

居場所、といいますか。
学校に馴染めなくても、ここにいれば勉強に遅れが生じる不安はありませんし、何より「怖い」と同時にそれだけ見てくれている。
学校の先生や、親には言いにくいようなことでも聞いてくれる。

塾長は忙しい方で、教室に常駐しているようなことはありませんでした。
でも、会ったときはなぜか色々と把握されてて(バレてて)、叱られたり褒められたり。
あれから20年以上経ちますが、お顔はしっかりと覚えているから不思議な気がします。
それだけインパクトがあったということですけども!
むちゃくちゃ大量の課題に四苦八苦したからですけども!
まぁ、いい思い出ですよね。たぶん。

当教室でも、ある意味昭和的な部分を残していきたいと思っています。
格好だけつけてもしょうがないですよ。
面倒をみるというのは簡単ではありませんが、それこそやっかいだし面倒だからといって先生がひいてしまっている教育現場の話もききます。
大人が冷めたらおしまいなのにね。
子供にとって怖い先生もアリでしょうし、ある程度は厳しく指導する必要がある場面もあるでしょう。
でも、美化された思い出かもしれませんが、私の原風景にある塾の先生は冷めた人を見たことがありません。
運が良かったのかな(笑)

だから、私の塾もそういう塾でありたいなと思っております。
世代交代が進み、時代が進み、いろいろと変化が多い時代ですが、本質的なところは「子供の将来を思って面倒をみる」になるはずです。
当時の先生方から教わった良いことを、私どもの塾生にも反映していきたいと考えています。
私は竹刀とかは持ちませんし、突然パンチパーマにするとかもしませんし、女優の原田知世さんの話で授業が終始するようなことはありませんけどね!

こんなこと書いてたら、そろそろご本人様にみつかってもいいのになぁ(笑)