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進学会ワイズ

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こんな子どもに育てたい

 よく、「大切なのはいかにして子どもの興味を引き出すかである」とか、「勉強は本当は楽しいものだということを教えなければならない」などという言葉を耳にしますが、これは、「ゆとり教育」と同じように、子どもを大切に育てようとする親に、「いかにもそうだ」と感じさせる、都合の良い言葉だと言わざるを得ません。
 このような一見もっともらしく感じられる言葉を人気取りの道具として利用する教材メーカーや学習塾や評論家の何と多いことでしょう。
 文部科学省に至っては、後になってから、「ゆとり教育は間違っていたので、勉強にも競争の原理を取り入れよう」といい出す始末です。
 それでは、実際にゆとり教育を受けた子どもたちはどうなるのでしょうか。子どもたちはモルモットではありません。
  現実に中学受験の学習に携わっているとよくわかりますが、勉強は、子どもたちにとって基本的につまらないものであり、特に中学受験の学習は過酷といっても過言ではありません。
 楽しみながらできる子どもがいないとはいいませんが、たとえいたとしてもそれはごく少数です。
 私たち大人は、その現実から目をそむけず、勉強とはつらいものだということを正面から受け止めて、取り組んでいかなければなりません。
 漢字一つを覚えるのでさえ、こうすれば驚くほど簡単に覚えられる、などという素晴らしい方法など無く、結局は、声に出して、耳で聞いて、ペンだこができるほど書いて覚えるしかないのです。
 今の大人は、「どうやったら楽しく楽に学習できるか」ということばかりを考え、ひたすら苦労して何かを身につけることの大切さを忘れてしまっているのではないでしょうか。
「そういう厳しい勉強方法は、もっと大人になってから」というご意見もあるかもしれませんが、小学生のうちに楽しい程度の勉強しかさせず、途中からいきなり厳しい勉強をせよ、と言ったり、社会の厳しさに直面させるのは酷な話です。
  大切なのは子どもに「楽」を与えるのではなく、「試練」を与えることです。
 そして子どもたちに、その試練を乗り切ったときの達成感と感動を味わせることです。
「試練」は、勉強でもスポーツでもかまいません。
 自分なりの目標を定め、それに向かって最大限の努力をさせることが大切です。
 それができれば、仮に悪い結果が出たとしても、その子は次の機会にきっと大きく伸びるでしょう。
「ウチの子には無理」などと、途中であきらめないで下さい。
 もともと子どもたちはそういう試練を乗り切るだけの力を持っています。
 ですから、大人は、その力を信じ、子どもがその試練を乗り切れるよう、時には厳しく、時にはやさしく手を貸してやれば良いのです。
  教育は方法論ではなく心と心のぶつかり合いです。
 私は自分の生徒達に、この塾での学習を通して、たとえ将来、彼らの目の前に高い壁が現れたとしても、それを避けて通ることなく、正面からぶつかり、乗り越える力を身につけて欲しいと願っています。

進学会ワイズ
塾長  山之内 明