[2016年5月17日]
週刊東洋経済の増刊
「本当に強い大学」
半分,各大学の宣伝広告みたいな雑誌だが,切り口がおもしろくて参考にはなる。
最後の方に掲載されている大学四季報などは,大学の財務状況がわかっておもしろい。
人気の近畿大学などは関関同立などに比べて帰属収入が多いんだなぁ,とか。
一般の人にとっては,大学の中身がどうなっているかに関心があるだろう。
龍谷大学についての記事があった。
関西に,農学部のある私立大は近畿大学しかなかったが,最近龍谷大が農学部をつくった。
これは,近畿圏の高校生にとってはうれしいことだった。
(ちなみに,ウチの塾から今春は龍谷大の農学部に4名合格した。こんな小さな塾から,のべ数でなく4名もいたのである。)
記事にもあるが,実は農学部は「食」を扱う重要な学問なのだ。
それに興味を持つ高校生がいるのはよいことだが,学べる場があまりにも少なかった。
国立大の京大や神戸大に農学部があるものの,かなり高学力でないと入れない。
すると私立大となるが,それが近畿大しかないのだ。
おのずと近畿大の農学部はレベルが高くなり,関関同立の理系学部と同等の学力がないと入れないレベルになっていた。
そこへ龍谷大が農学部をつくってくれた。
まだまだ狭き門ではあるが,「食」を学ぶ人が増えるということはよいことだろう。
実は,18年に立命館大学も食科学部というのを新設する。
今後,「食」をしっかりと学んだ人が多く世の中に出て活躍してくれることを期待しよう。
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