[2016年5月18日]
先日,将来は研究者になりたいという生徒の相談のときに,やはり国公立大の方が研究者として将来につながるという話をしていて,じゃあ早稲田とか慶應はという話になった。
文系はいざ知らず,理系の場合はどうしても国公立大に軍配があがるとかいう話をしていて,小保方さんの件が頭をよぎった。
実は,彼女の出した本をまだ読んでいなかったのだ。
それで読んでみて,あの件の真相がやっとわかった。
どうしてもテレビなどの報道で納得できなかった点が氷解した。
結論から言うと,あの件で,小保方さんは何も悪くない。
研究者として,まだ未熟な点はあったにせよ,それは世界中のあらゆる研究者も未熟な時期があったわけで,それを悪いと言えば,全人類が赤ちゃんや幼少期の未熟な時期さえあってはいけないという理屈になるのだ。
逆に,このブログでもしばしばマス「ゴミ」と書いているように,テレビや週刊誌などの報道が根っこから腐っていることと,あの件の犯人が若山という人だということがよくわかった。
いつもマスゴミはウソの報道をすると知っていながら,少し報道の内容を信じてしまい,小保方さんに対して誤解をしていた部分があった点を反省した。
この本は,本当に素直に実際にあったことを書いているのだと思う。
この本について,マスゴミが往生際悪くさらに悪評を立てたり,ネットでも批判し続ける人がいるが,それは特に理系の研究というものをちゃんと理解できていないおバカだからだ。
この本は,特にひどいマスゴミの記者須田桃子を名指しで告発しており,彼女なりの復讐本だ。
さらに,若山という研究者がいかに悪者かを,直接非難するのではなく,真綿で首を絞めるかのごとく徹底的に貶めている。
なかなか周到に練られていて痛快な読み物となっている。
特に問題視したいのは,若山の研究室の論文作成姿勢だ。
これが決定的にあの論文のクオリティーに影響している。
これはサイエンスではあってはならないことだが,都合のよいデータしかとらなかったのだ。
データをとる前に仮説がある。
それはよい。
それで,仮説を実証するために実験や観察でデータをとるのだ。
そのデータは,意図的に取捨選択されたり操作されてはいけない。
ところが,若山研では実際に出てきた全データが本当に仮説に合うかどうかを検討しないといけないのに,仮説に合うデータ以外は不都合なので廃棄しているのだ。
これは,本当にあってはならないことだが,生命科学でなく地球科学でもあることで,特に地球科学は第三者が検証実験などしにくい場合もあるので,結構な人がやっている可能性があったりする。
この本が出て,かなり時間が経つが,若山氏は何もリアクションをしていない。
そりゃそうだ。
全部真実を暴露されてしまったのだから。
マスゴミ各社はもっとひどい。
マスゴミが救いようなく汚いのは,自分たちに不都合なことは報道しないという手が使えることだ。
とにかく,問題を大きくしたのはマスゴミ。
売れるから。
視聴率や雑誌の部数がかせげる。
今回の暴露で,特に国民に知ってもらいたいのは,NHKですら節度ある取材をしていない件。
それどころか,NHKなら何をしても許されるとばかりに,本来入手できてはいけない内容を勝手に報道するなど,あきれるばかりだ。
これを書くと怒られるが,本当のことなので書く。
女性が彼女に対して嫌悪感を抱いたこともさわぎを大きくした要因だ。
ちょっとかわいい雰囲気で,チヤホヤされている感じで世に出たので,多くの女子がそれに対して嫉妬した。
それで,彼女が悪者にされると,多くの女性国民が喜んでテレビを見て,雑誌を買ったのだ。
これは,国民全体,特に女子の史上最大規模のイジメなのだ。
最後に,小保方さんの博士号が取り消された件。
この件でやっぱり早稲田大学が最低な大学だということが証明されている。
これ,全国民が読むべき本だと思う。
特に,このブログを読んでいる教育関係者諸氏。
ちゃんと読んで,生徒たちに真相を教えてあげるべきだろう。
マスコミが腐っている限り,なかなか難しいが,良心あるマスコミがしっかりと事の本質をとらえて謝罪報道し,さらに国民が研究現場について少しくらい理解できるように学力アップすれば,博士号は復活して,小保方さんが研究者として再びやっていける日が来るだろう。
その日が来るまで,小保方さん,ウチの塾で働いてくれないかな?
無理か?
にほんブログ村
にほんブログ村