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尾崎塾
富田教室

[2016年5月19日]

理系の将来

大学をどの大学で過ごし,大学院をどこで過ごすかで理系のスキルが決まってくる。

ぶっちゃけ,簡単な話で,入試で入りにくいところほど良いにきまっている。

能力の高い人が集まり,教育内容や設備が良いところは人気が出て入りにくくなるわけで,特に難しく考える必要はない。
自分が頑張って,到達できる最も入るのが難しいとされるところを目指すべきなのだ。

そういう意味で,推薦入試などでカンタンに入れそうなところを目指すのは全く意味不明のことだ。
仮に入れたとしても,自分に能力がなければ置いていかれるだけ。
大学の先生は単位をくれて卒業はさせてくれるかもしれないが,ちゃんと能力を測られる就職にはたどりつかないだろう。

そういう,大学に入るところや大学を出てから企業でどうなるかなどが,他の受験雑誌などと違った切り口で書いてあるのが週刊東洋経済だ。

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この号は理系社員のいろいろなことを書いてあるが,それとともに,受験生と親は必見!という見出しで,大学入試や教育内容の現状もいっぱい書いてある。

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ただ,模試のランキングなどを見る場合,私立と国公立は科目数も違うし,一概に比較できないところを注意しないといけない。
また,この雑誌の場合,偏差値は駿台のものだ。
一般に駿台の模試はかなりハイレベルな生徒が受けるので,偏差値50といっても相当に学力が高いと考えないといけない。
たとえば,広島大の偏差値が49となっているが,学校で受けている進研模試で偏差値が55だからといって,広島大に合格できると思ったら大間違い。

記事の中で,興味深い調査があった。

両方合格したらどっちに行く?みたいな話。
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東大京大と早慶なら,ほぼ全員東大です。
でも千葉大と早慶なら半々くらいなのです。

関西だと,大阪府立・市立大と同志社・立命館なら圧倒的に府立・市立に行くのですが,和歌山大と同志社なら同志社に行く人の方が多いようです。
ところが,和歌山大と立命館なら,和歌山大に行く人が多くなるのです。
これは意外です。
同志社>和歌山大>立命館 なのですね。
そんなに同志社と立命館に差があるとは思えないのですが,イメージ的なものでしょうか。






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