[2016年5月24日]
夜中に南の空を見てください。
かなり明るい赤い星があります。
それが火星です。
天文分野で,地球の外側の惑星が太陽と反対の位置にくるのを「衝」といいます。
実は,この5月22日に火星は衝となって,今がちょうど最も明るく見えるのです。
厳密には最も地球に近づくのは5月31日です。
火星は楕円軌道なので,地球に最も近づくといってもその距離は毎回大きく変わります。
今回は比較的近い接近で,次回の2018年はもっと近づきますよ。
自宅の望遠鏡で写真を撮ってみました。
昨夜も少し風があって,クッキリとは写りませんでしたが,なんとか黒い模様とうっすらと極冠がわかりました。
左上の方がわずかに白っぽくなっているのが極冠で,ドライアイスが覆っているのです。
残念ながら火星人が手を振っているところは確認できませんでした。
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