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尾崎塾
富田教室

[2016年8月5日]

大卒就職率が75%です

大卒就職率が74.7%ってことは,大学へ行くと4人のうち3人が就職できるってことか。

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逆に言うと,4人に一人は就職できないってことか。

いいえ,できないんではなく「しないんです!」かも?


そもそも,この就職率というのが意味不明で,大学によってはこれを自慢げに宣伝する場合もあるし,大学側が操作して数字をごまかすことも可能だ。

こんなものいくらでも操作できて,「おまえは就職を希望してないことにしとけ」などと圧力をかけられる学生もいるだろう。

就職したかったのにできず,仕方なく大学院に行っても,大学院進学希望→進学となれば,就職率の分母に入れなくてよかったりする。

これは,薬剤師や看護師,あるいは各種の資格試験の合格率にもあてはまる。
合格できなさそうな学生には受験ささないという大学も多いだろう。

さらに言うと,就職できたらどこでもいいのかという話。
超一流企業に就職しても,田舎の個人経営みたいなところ(ウチの塾がそうです!)に就職しても同等に扱われる。

なんだか,意味のない数字にふりまわされる世間が滑稽である。

記事の横に,「定員割れの私大微増」とあるが,これが実態。
つまり,全私立大の44.5%が定員割れだというのだ。
入りたければ誰でも入れる大学が半分近くあるということ。
それで,就職率が全体で75%もあるのだからたいしたものだ。

ただ,こういうのを大学と呼んでいいのかとういう議論がいつもある。
専門学校と何も変わらないともいうが,どうだろう。
これは,専門学校に失礼な言い方でもある。

専門学校=無試験でお金さえ出せば入れる=資格や技能を得て就職

これと半分近くの大学が同じだというのは当たっていない。

専門学校でも看護のように試験があって入りにくいところはたくさんある。

定員割れの大学は試験はあるが全員合格できて,資格や技能が必ずしも得られるとは限らないところだとすれば,専門学校に行く方がよいという判断をする人が増えてもおかしくない。

この考えは,実は賢くなかったりする。

大学が特に資格取得に熱心でなくとも,やはり大卒の就職は有利なのだ。
なぜなら,大卒というのは立派な「資格」だから。
大卒という「学歴」=「資格」がある方が就職するときに有利に働く場合がまだまだあるということ。

まあ,その資格だけで就職させてくれる企業は,実はブラックだったりするかもしれないが,とにかく就職はできるという話だ。

ウチの塾も大卒者を募集しております。

ご存じのようにとてもブラックですし,一流大卒だからといって雇うとは限りませんが,朝6時から働ける人どこかにいませんか?





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