[2016年8月6日]
これは昨日の朝日新聞夕刊。
いやあ,ほんと,何が起こってもおかしくないです。
しっかりと相手のことを調べて準備しておかないと,痛い目に遭いますからね。
こわいこわい。
って,サッカーの話ですか?
いいえ,そんなことはどーでもよくって,我々の命にかかわる話です。
サッカー記事の横に,重要な記事が載っています。
本当は朝刊の一面トップにしてほしいような内容なのですよ。
「超巨大噴火,予測へ調査」
過去には今の屋久島の北あたりで超巨大噴火が起こり,なんと火砕流は海を渡って,南九州の縄文文化は一度滅びたというのです。
こういうことは確実に数万年に1回起こるのです。
たとえば有名な阿蘇のカルデラは,9万年前のある日,ほとんど一昼夜でできたのですよ。
そのときの大量の火山噴出物は火砕流となって,九州では鹿児島以外の全県に達し,北は山口県にまで及びました。
リスクを考えるときに,その事象の起こる確率と,その起こった場合の損失の度合いを掛け算して考える必要があります。
たとえば,自動車事故の確率は低くても,いざ事故を起こしてしまうと多額の賠償などが発生する場合に保険などをかけるわけです。
そういう意味では,原発などは騒ぎすぎです。
ほとんど事故は起こらず,こんなこと書くと狂ったように反論する人もいますが,原発で死んだ人は少ないのです。
近く,といっても何十kmも離れている原発の事故を心配するよりも,目の前の道路からトラックが突っ込んで来て死ぬ確率の方がはるかに高いのです。
活断層の近くで震災にあうのも心配ですが,そんなにたいしたことないです。
地震の揺れで人は死なないのですから,倒壊しない丈夫な家に住んでいたら死ぬことはありません。
どうやら,一般凡人は,死なないことを心配して,死ぬかもしれない重大なリスクを考えないという頭の悪いことになっているのです。
こういうところを学校教育の中で徹底してやらないといけないのに,過去はおかしな赤い先生方が多く,原発=核=悪という洗脳をしてきたのですよ。
さて,これからは,もう少しマシな判断ができる人に増えてもらいたい。
そこで「超巨大噴火」です。
これは,確率は低いですが,しかし,ひとたび前触れもなく起こると何万人では済まないような人が死にます。
これ,前兆がとらえられたら,逃げることができるかも。
ですから,十分にリスクを考えて研究しておくべき事象なのです。
こういったすごい噴火について,実はよく研究されていないのですが,神戸大の巽先生を中心として,調査研究をやるという話です。
国家をあげて取り組んでもよい内容です。
朝日新聞の記事では,何やらスクープ的な扱いですが,実はこの内容を私などは事前に知っていました。
だって,春に巽大先生に研究室でお会いしたときにそんな話されていましたからね。
この先生,ほんとうに大先生で,なんと,身長が白鵬より高いのです!
そういう意味?
いえ,ほんとに人間的にもすばらしく,私にコーヒーを煎れてくれました。
そこ?
とにかく,この研究をはじめるに至った裏話(書けませんが)から知っているので,なんとか研究の成果が人類の役に立てばよいと思う今日このごろです。
オリンピックのサッカーなんて,小さい話です!
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