[2016年8月9日]
柔道で大野選手が金,松本選手が銅でした。
大野選手は,美しくて強い柔道を世界に示すべく,すばらしい勝ち方をして金メダルです。
ちょうど対照的な柔道をやって,ロンドンでは金メダルを取った松本選手。
こちらは,美しくなくてもいいから,とにかく気合,気迫で相手よりも上回るというスタイルで「野獣」と呼ばれています。
これ,どちらが良いとかいう話ではなく,どちらでも良いのです。
自分にできないこと,向いていないことをいくら頑張っても結果がついてきません。
結果を出すために頑張るわけですから,結果が出にくいやり方を選択するのはダメなのです。
結果が必ずついてくるものでもないのですが,だからといって,過程が大切で,結果はどうでもいいなどとぬるいことを言ってはダメです。
絶対に金メダルを取るんだという強い気持ちが必要です。
その結果が銅メダルでも,メダルなしでも,その頑張りがすばらしいとなります。
金メダル取れたらいいなー,という程度の期待感だけでは,まず取れるもんではありません。
前にも同じことを書きましたが,これは大学入試も同じ。
東大をめざして合格するように,必死で勉強する。
その結果,不合格になることもあるでしょうが,それはそれでよい経験となります。
東大に行けたらいいなー,という程度の軽い気持ちで勉強しても,まず合格しないのです。
これは,東大を国公立大に置き換えてもいいし,関関同立に置き換えても同じことです。
行けたらいいなー,というのは,行けたらいいですよ。
行けないのです。
それ相応の努力をして,ちゃんとそれに見合った学力をつける「覚悟」なしに,軽々にそんな言葉を発してはいけません。
残念ながら,塾生の多くはそういう程度の第一志望なのです。
今の頑張りでは全然足りないのだと自覚して,あと数か月頑張ってもらいたいものです。
夏期講習,かなりやっているように思えるかもしれませんが,最低限のことしかできていません。
特に,11日から1週間の盆休みがあります。
ちゃんと過ごせるでしょうか。
18日に,「久しぶりに勉強するなー」などということのないように,自覚もって頑張りましょう。
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