[2016年8月22日]
以前にも紹介した,英語の先生で,ドラゴン桜の英語講師のモデルとして有名な竹岡先生が,どこかで講演会をされたという記事がありました。
まあ,とにかくこの方の英語は,生徒が英語に興味を持って,英語がおもしろいと思わせることが核心のようです。
これは,いろいろな人がそう感じているものの,実際はそこになかなか踏み込めないという難しいところでもあるのですが,英語ができるかできないかの境目は本当にそこにあると思います。
学校の科目として勉強せねばならず,仕方なくやっている英語では100万年かかってもできるようになりません。
ところが,英語に興味を持つと,次々に疑問が湧くし,それを調べたり聞いたりしているうちにどんどん吸収定着ができます。
英語で,寝るはgo to bedだと聞いて,「ほな,sleepは?」などと疑問を持つわけ。
それで,いろいろな表現を覚え,使い方の違いを覚えていくわけです。
単語も同じで,うさぎはrabbitって覚えて,何か読んでいるとhareが出てきて驚くわけです。
さらにbunnyって何だろうということになって,自分で調べていくうちに,自然にいろいろなウサギが身につくということ。
とにかく,生徒自身が英語に興味を持てば,これはもう加速度的にいくらでも覚えていきます。
実際,中1の頃の自分がそうでした。
いくらでも覚えられる。
だから,英語ができないと悩んでいる暇があったら,とりあえず英語を好きになればよいのです。
えっ?
どうしても好きになれないって?
その場合は,一生できるようになりませんので,あきらめてください。
それで,ウチの塾で,英語を好きになるようなしかけをしているかと言われると,
・・・・・
「していません」(キッパリ!)
いや,したいのですが,ホントに難しい。
たまに,こういうブログで,少しは啓蒙できても,必ず全生徒に英語を好きになってもらうというのはできていません。
本末転倒と言われたらそれまでですが,点数が全く取れないと,好きになりようもないので,問題を少しは解けるようになれば,少しは興味も出て,そこにとっかかりができたらいいなと考えている程度です。
しかし,さっきの話でも,うさぎがrabbitだと知らないと,次の展開もありませんから,とりあえず,ちょっとだけはベースとなる英語を身に着けて,そこから先に伸びようとするなら,自分で興味を持って,自分でいろいろ調べるというのが現実的かもしれないのです。
とか言いながら,なんとか現状を変えられるように,塾の方でも考えてみようと思う,今日この頃です。
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