[2016年8月31日]
やはり,台風10号で,多くの方が亡くなりました。
まだ不明者もいるようです。
特に,今回は,観測史上初となる東北への直接上陸でしたから,各自治体の判断も難しかったと思われます。
ですが,台風が直撃すればどうなるか,ある程度専門知識があれば予測がつくわけで,従来の想定だけでは限界があったともいえます。
ご存じのように,私自身は気象予報士の資格を持っているので,このような気象災害については,今後もっと減らすべく活動をしていく所存です。
実は,今の気象庁長官は,大学の先輩にあたる方で,今の取り組みとして試験的に自治体に気象予報士を配置して,防災の指南をするということをされています。
全国には,私のように普段はヒマにしている気象予報士が何千人もいます。
それぞれが各自治体に配属されて,今回のような災害が予測されるときに行政判断の助言をできるような動きです。
まだまだ,クリアすべき問題はたくさんありますが,そういうシステムをつくっていくことで,より的確な避難指示・勧告が行われるようになればよいと思います。
9月1日は防災の日です。
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