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尾崎塾
富田教室

[2016年9月7日]

Z会の添削と進研ゼミの赤ペン先生の違い

昔から,添削教材としてZ会と進研ゼミが有名だ。

これらの違いをご存じだろうか。


めーーっちゃザックリしたイメージだと,

Z会=東大・京大 から 旧帝大まで

進研ゼミ=それ以下

みたいな?


カタログなど見ると,Z会でも一般の国公立大や私学に向けたコースがあり,進研ゼミでも東大や京大に合格しているような・・・

しかし,やはり東大や京大といった最難関向けの教材としては圧倒的にZ会がよい。

そして,それだとレベルが高すぎる諸君は進研ゼミの教材の方がよいかもしれない。

ちなみに,関関同立などにやっと合格するというレベルだと,そもそも添削という形式がフィットしない可能性がある。

論述,記述以前の学力がそもそもないのだ。


さて,Z会と赤ペン先生の何が決定的に違うか。

それは添削者の裁量範囲だ。

実は,赤ペン先生の採点マニュアルは驚くほど細かい。
こういう答案にはこのように書いてあげると決まっているので,極端に言うと,誰でも添削の文言が書けてしまうのだ。

一方のZ会の添削基準は,たしかにあるが,どういう答案に対して何を書いてあげるかなどのマニュアルはなく,添削者が良かれと思うことを何でも書いてあげられる。
つまり,添削者の能力を存分に発揮して添削してあげられるのがZ会。

img1
そういうわけで,一概には言えないが,Z会の添削者の方がレベルが高くないと務まらないのだ。

東大や京大に合格しようかという生徒の答案に,しっかりとしたアドバイスができるレベル。
それがあるから,昔からZ会の添削は評判が良いのである。

で,評判がよいからといって,レベルがそんなに高くない受験生が無理にZ会の添削をしてもらっても意味がなかったりする。

そういう生徒たちはもう少し基礎的なレベルをしっかりやった方がいいから赤ペン先生のアドバイスの方が良い。
マニュアル通りだからといって,悪いのではなく,多くの生徒がつまづくポイントを研究して,それに最適なアドバイスをデータベース化してあるのだ。
それで効率よく学力が上がったりする。

つまり,添削業界は,うまく棲み分けができているともいえるのだ。




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