[2016年9月12日]
地層があるのはわかると思いますが・・・
これは,津波の履歴が残った地層なのです。
矢印で示した部分に,普段は泥が堆積している中に津波で運ばれてきた砂の地層が挟まっています。
砂の層は泥よりも削れやすいので凹んでいますね。
その層には貝殻など,年代の測定できる化石が入っていて,年代を測ると,ちょうど200〜300年間隔で津波が来たことがわかります。
前回のクイズにあるように,大きな地震の度に隆起して海岸段丘ができるのですが,その回数ともよく一致するので,過去に房総半島付近では数百年に1回の割合で大きな地震があって,津波が押し寄せ,地面が隆起してきたのだとわかるわけです。
房総半島へ行った際は,ぜひ確認してみてください。
(ただし,津波の地層の場所は長靴がないと近くに行けませんが)
にほんブログ村
にほんブログ村