[2016年9月17日]
「何がご専門ですか?」と聞かれてどう答えるだろうか。
私などは教育関係なので,科目を答えたらよいのだろうが,先日参加した地質学会で「ご専門は?」などと聞かれたら「地学です」はおかしいだろう。
およそ,地質学会だと「活断層です」とか「変成岩です」などとなるのだが,これが気象関係の会合だとまた困るのだ。
ちょうど今日は気象予報士会に顔を出してきたのだが,ここでは一応「防災」が専門ということにしてある。
先日行った熊本の様子をみなさんに報告してきた。
その後,予報を仕事にしているベテラン予報士の方が先生になって,実際の天気図解析の演習を行った。
一応,みなさん気象予報士なので,昔一度は勉強しているのだが,今日のお題は絶対に気象予報士試験に出ない天気図?
つまり,降水予想のない日の天気図解析をやってみた。
考えてみれば,大阪でも雨の降らない日の方が多いのだから,そういう何でもない日の予想をするというのが本当の業務では大切なのだ。
だいたい,天気予報が当たるとか当たらないというのは,降水があるとかないとかの話になる。
ところが,昨今は,ソーラー発電というのも多く普及しているので,曇るか曇らないかが重要になってきている。
そこで,今日は雲が出るかどうかの判定をみんなで考えてみたというわけ。
日常的にそういう観点で天気図を見ていないので,みんな苦戦してました(笑)
このように,資格を持っている人もさらに勉強して専門性を高めていかないとダメ。
そういうことを再確認できた日でした。
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