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尾崎塾
富田教室

[2016年9月21日]

原子力の話など

もんじゅが廃炉の方向

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という記事を見て,みなさんどう思うのだろう。

「危険な原子力をやらない方向なのでよかった」ですか?


危険なのですか?


日本人は原爆の記憶があるので,どうしても原子力アレルギーがあると言われます。

しかしながら,本来,生物学的なアレルギーが発症するはずもなく,これは造られたアレルギーです。

誰が造ったかというと,そりゃ「朝日新聞」でしょう。



そういうことを言いたいのではなく,憂いているのは,科学的根拠なく議論がすすめられていく世の中の趨勢です。

つまり,高速増殖炉がどういうものか知らない人が,何やらえらそうに議論したり,記事を書いたり,あるいはそれを鵜呑みにしたりするのがいけないのです。

ちゃんとわかって議論する。
この当たり前のことができない。
特に原子力に関しては,サイエンスからほど遠い議論になります。

その証拠に,もんじゅについて何か語るえらそうな人に聞いてみてください。

「高速増殖炉って言いますけど,何が高速なのですか?」

そういうことも知らずに,えらそうに議論しているはずです。

このブログ読者のみなさんも,何が高速なのか即答できますか?

即答できなくとも,調べてでもいいです。

調べて,ちゃんと理解できるまで相当勉強しないとダメですよ。

高校の物理の教科書の最後の方にちらっと出てきます。


つまり,原子力に限らず,よく知りもしないことについてえらそうにしゃべったり書いたりするのがマスコミです。

それにつられて,おかしな方向に誘導されている国民が多いのがこの国です。

先日,あるエッセイみたいなのを読んでいてそう思いました。

どういうわけか,日本のアーティストと呼ばれる人々はすべて左寄りなのです。

当然,そういう人たちは原子物理の理論など知るはずがありません。
「感性」というやつですか?


その感性が,小学校くらいに,本人の知らないところで,左寄りの学校の先生から植え付けられた片寄った思想からくるものだとしたら,恐ろしいではありませんか。

学校教育では,正しいサイエンスを教えてほしいと思います。


同じ根っこの話。

「水素水」っていうのにだまされるアホ国民になってませんか?

これ,「マイナスイオン」と同じくらいおかしな話です。


学校でちゃんと理科を学ぶことが,健康で安全な世の中をつくるのです。

ついでにもう一つ。
東京の埋め立て地の話。

共産党のアホ議員が「環境基準の4割に及ぶヒ素が検出されました」と言ってました。

環境基準を下回っている時点で全く安全です。
アホすぎてびっくりしました。




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