[2016年9月26日]
昨日,テレビを見ていたら,あの「今でしょ」の先生が,勉強する場所はどこがいいか聞かれて「居間でしょ」とお約束の返しをやっていました。
それで,東大生に「君は親に勉強しろって言われたことある?」といつも聞くそうです。
すると,100%「ありません」との答えが返ってくるとのこと。
100%ですよ。
東大は親に勉強しろと言われて入れるようなところではないとも言えますが,勉強しろと言われてつくような学力はたいしたことないとも言えそうです。
ちなみに,私などは,あまり勉強しろとは言われませんでしたが,野球ゲームなどして遊んでいる時などに勉強しろと言われた記憶が少しありますから,その時点で東大への道は絶たれていたことになります。
では,勉強しろと言わなくても子供が勉強するうまい手があるのかというと,ご褒美と罰という話になります。
今度80点取ったらケーキ買ってあげる・・・ご褒美作戦
今度80点以下だったら携帯取り上げる・・・罰を与える
どちらが効果的かというと,これは前者,つまりご褒美の方がよいそうです。
人間は目先の利益を優先する悲しい性があるので,将来の入試とかよりも,次のテストのケーキが欲しい。
罰則は嫌だけど,試験の前に,目の前のゲーム機の誘惑に負ける。
よくわかりませんが,罰より褒美がよいそうです。
それで,大事なのは褒美の与え方。
成果に与えるか,経過に与えるか。
次の試験で80点というのは,何日か後の話。
それよりも,目の前のすぐにクリアできる勉強に褒美がある方がよいとか。
たとえばアメリカの研究によると,本1冊読んだら200円というのと,次の試験に合格したら2000円というので成績の伸びを比較したら,本1冊200円の方が成績が伸びたというのです。
本を読んだら成績が伸びるとも限りませんし,試験の点数に直接関係あるかもわかりませんが,1冊200円だと,10冊で2000円。
100冊読んだら20000円ももらえる!
計算高い私なら,100冊読みますね。(←50冊くらいは読んだフリする予定)
そういう意味で,ウチの塾の基本コンセプトは全く理に適っています。
つまり,合格は一切売りにしていません。
普段の日々の演習をきっちりやることが大切ということです。
結果的に毎日の勉強の質と量が合格に結び付く場合も多いので,それでよいのです。
一つウチの塾に欠けているものがあるとすれば,
そう,
「ご褒美」ですね。
基本,ウチの塾で誉めてもらえることはありません。
誉めない塾!
ご褒美もありません。
毎回来たらポイントがたまって景品もらえるとかすれば成績が上がりますかね?
そういうわけで,この退屈な塾に来て,いつもしっかり勉強していること,そのことをご家庭では誉めてあげてください。
今朝は特に朝焼けが綺麗でした!
毎朝来て勉強しているなんて,めちゃくちゃ凄いことです!
たまに,きれいな朝焼けが見られることが塾が提供しているご褒美です。(経費0円!)
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