[2016年10月15日]
塾生や卒塾生などが多く在籍している某高校を訪問してきました。
同じ法人に普通科高校と通信制単位制高校を併せ持つところといえば,もうおわかりでしょう。
かつては,ウチの塾の校区からは多く進学していたと思います。
ところが・・・
ですが,関関同立なんかより,関東においては比較にならないくらいすごいW大学へ30人くらいは入れるのです。
関東志向とか,その大学にすごいあこがれを持つ人からすると,「オイシイ」高校なのかもしれません。
たとえば,Vもしの偏差値的には,かなり高い偏差値でないと合格可能性が低く出ますが,実際は活動実績入試と称するスポーツ推薦のような入試型があって(←後日訂正,来年からなくなるそうです),学力的にそんなに高くない生徒もたくさん入っています。
公立中学校の進路指導からは完全にはずれているので,中学校で担任の先生に相談した場合に,まず名前が出てくることはありません。
実は皆が何も考えずに進学するK倉やO手門に行くよりも,むしろよい選択かもしれません。
今は,ここから国公立大学に進学する生徒がほとんどいなくなりました。
上位層は皆W大学に行くからです。
W大学に進学するのは,各学年30名ほど。
そして,何が「オイシイ」かというと,W大学を一般入試で受験しても到底合格しないレベルの生徒でも入学できるという点です。
W大学の一般入試というと,偏差値70とかのレベルです。
ところが,ここの内部推薦だと偏差値55とかで合格です。
それが30名くらい。
あとの40番くらいの層は,当然偏差値は50程度です。
その生徒たちは,関関同立には行きたいわけですが,現実には偏差値50で関関同立に入れません。
そこで,その層は,関関同立レベルあるいは産近甲龍レベルの指定校推薦を受けます。
そして,偏差値50くらいより上の層はすっかり年内に進学先が確定してしまい,一般入試を受けるのは偏差値45以下の人ばっかりです。
そういうわけで,W大学以外の上位大学にはほとんど合格できませんが,まあ,上位40位くらいに食い込めそうなら,ここの高校でも悪くはない進路を確保できます。
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