[2016年11月9日]
いわゆる学科試験と違って,対策とか指導とかやりにくいのが面接や小論文かもしれない。
信頼できる指導者がいない生徒は,テキトーに対策本を見て,なんとなくできる「つもり」で受験しがちだ。
面接は点数化される場合もある。
内容に少し専門知識を聞いて,ある程度の基礎学力とか興味関心を測るとか。
しかし,多くは,意欲の確認だったり,医療系だと特に,あまりにおかしな人でないかを確認するというのが主眼だろう。
今日,学校で面接の練習をしてもらったという生徒が,不安になって塾に聞きにきた。
何が不安かというと,学校の先生が生徒の応答にダメ出しばかりしたというのだ。
それで,どんな受け答えをしたかと聞くと,全然悪くない。
以前からその生徒といつも面談しているので,ちゃんと応答できることは知っているし,内容的にも,今まで指導した中で最高に良いと思っていたので不思議だった。
本人も言っていたが,理系志望なのに,面接の練習をしてくれた先生が文系で,何か明後日の方向の話をしていたように思うとのこと。
せっかく指導してくれるのなら,もう少し理系内容にも教養のある先生がやって欲しかったと思う次第。
いずれにしても,面接は,大人である先生に見てもらって損はない。
同様に,小論文も先生に見てもらわないと,独りよがりの文を書きがちだ。
本人はちゃんと書いたつもりでも,実際は出題者が書いて欲しい内容とずれていたり,自分の意見を書かないといけないのに,要約だけしてしまったりと,減点対象となる要素はいくらでもある。
いつも言うように,先の面接もそうだが,ある程度受験する学科の内容を知っている人に見てもらわないといけない。
よくあるのが国語の先生に見てもらうというパターン。
そりゃ,言葉尻をとらえていろいろアドバイスはくれるだろうが,肝心の中身について全くアドバイスできない可能性がある。
理系小論文なら理科の先生に,社会学なら社会科の先生に見てもらうのがよろしい。
ちなみに,これは大学入試の話であって,高校入試は国語の試験に組み込まれるので,国語の先生に指導してもらうのがよい。
もちろん,ウチの塾生には毎年冬期講習〜直前期まで個別に指導しており,そのおかげで合格しましたと言ってくれる生徒もいたくらいだから,お任せいただいて大丈夫だ。
他の某塾のようにハンで押したような書き方を教えたりしないから,採点される先生も「またこの書き方かよー」とうんざりしないわけで,印象が良いに違いない。
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