[2016年11月13日]
昨日,朝日新聞の話題が出たが,一般に朝日は左だ。
左が悪いと言っているのではなく,右がよいと言っているのでもない。
産経が右とか,いろいろ新聞によって,立ち位置がある。
日経はわりと中立というが,たとえば経済が中国中心にまわり出すと左寄りの感じになったりする。
もちろん,人それぞれ,右でも左でもよいのだが,教育現場では中立から大きく逸れてはいけないのだ。
そういう視点で,学校で特定の新聞の記事だけを扱うのは偏っていると言わざるをえない。
まあ,今回の試験範囲は朝日新聞であっても,次回は産経新聞にするとかバランスをとればいいのだが,おそらくそんな気の利いたことしていないだろう。
ただ,こういうことを生徒に教えるのは大切。
つまり,新聞によって,同じことを扱う記事で書き方が大きく異なるという点をしっかり教えておきたい。
たとえば原発事故の後,朝日だと原発を完全になくす方向にもっていこうとする記事ばかり。
ところが,日経だと,経済界の視点から原発が復活してくれた方がよいので,そういう方向の論調になる。
特定の新聞ばかり読んでいると,世の中のいろいろな考え方が見えなくなる可能性があるのだ。
昔は学校といえば左の人が多かった。
高校の政経の先生など,かなり左だったので,生徒とよくやりあっていた。
実際の世の中は極端に右でも極端に左でもやっていけない。
米大統領もそのへんは心得ていて,なんとかうまくやっていくのではないかな。
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