[2016年11月24日]
ちょっと前の記事ですが,
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大阪府教委は18日、多忙な教員の負担軽減のため、全府立高校と支援学校計182校で午後7時までに全校一斉に帰宅する日と、部活動をしない日を週1日設けるよう義務付けると発表した。来年1月から試行し、4月から本格実施する。(毎日新聞)
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なんだか,大阪府の教育はへんな方向にねじ曲がっていまして,さらにそれをねじってしまうような話です。
いるのですよ,教員の中には,「部活なんかやらされてたまらんわ。自分の休み欲しいねんけど,なんとかならんかなー」
という人も多く,そういう声が大きくなってくると,安直に「じゃあ部活ゼロの日をつくって,教員も帰宅すればええやん!」
となったってか?
一部の行き過ぎ部活はこのブログでも批判していますし,教師の自己実現・自己満足のために部活をやっていて生徒が被害を受けている例もたくさんあります。
そういう教員はやっつけてしまいましょう。
ですが,全く休みがないのはダメですが,勝手にこの日は部活ゼロとか決められたら,ちゃんとやっている部活がやりにくくて仕方ないでしょう。
しっかりやって下さっている教員をやりにくくして,もともとサボりたい先生に合わせたりするのは本末転倒です。
部活の問題点は,教師自身のためにやっているような場合をしっかりと取り締まることで解決。
よく教員側が悲鳴をあげているという話があるが,あれはどうか。
教師も人間なので,自分の時間が欲しいとかはわかりますが,だからといって,部活を担当しない「権利」などを主張する教員もクビにしていただいて結構でしょう。
多忙な教員の負担を軽減という言葉に一般市民はだまされてはいけません。
教員で多忙な人は少ないです。
その多忙と見える人,本人は多忙と思っていないのです。
多忙と認識されている人は,普通に働いているだけです。
やりがいある学校の仕事に従事しているわけで,それなりに時間をかけて仕事しているのです。
自分の仕事に多くの時間を割いていることを「多忙」というのですか。
意味がわかりません。
忙しい忙しいと言ってる先生に限って,一番生徒とかかわらないように逃げて,楽に給料をもらっているというのが現実です。
そういう先生,何のために教員になったのですか?
部活も含めて,学校というのは,人間形成に必要なことは何でも積極的にやったらよいのです。
「アタシは勉強だけ教えたいから教師してるのに,部活なんかやってられないわ」などというのは教師になってはいけません。
そういう連中は,校務分掌もちゃんとやらないし,とにかく楽して好きな勉強だけ偉そうに教えて給料を安定的にもらえるという図々しいだけの人間なのです。
どうか,まともな先生たち=勉強ももちろん,部活も熱心に指導されている先生の自由度を奪わないようにしてもらいたいものです。
と言っても,この記事,決定事項のようですから,大阪府の教育はますますアカン方向に行くと決定した模様。
中途半端な部活だらけになるようだと,ホントに部活やらずにせめて勉強だけでもと,塾に入り浸った方がマシとなりかねませんよ。
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