[2016年12月19日]
みんなびっくりしたのでは?
鹿島アントラーズがあのレアルと互角,どころか勝つかと思うところまで。
しかし,やはりすごいのはクリスティアノ・ロナルドでした。
ちょうど先日,槻の木高校の山本先生がすごい話をしておられました。
過日,ガンバ大阪の遠藤保仁選手が,こどもたちのサッカー教室に指導に来て,こどもの質問に答えたそうです。
こども「日本代表選手になるにはどうしたらよいですか?」
この質問に,遠藤選手は即答しました。
遠藤選手「そんなの簡単です。ほんとにカンタンです。来たボールを止めて,そして,思った方向に蹴れたらいいだけです。」
それを聞いた子たちは,翌日から,本当に地道で退屈なパスの基本練習に真剣に取り組むようになったそうです。
めでたしめでたし。
これだと,面白くも何ともない話で,山本先生がそれで話を終えるはずがありません。
遠藤選手の言った内容=「ボールを止めて,思った方向に蹴る」
これが大切だと,口を酸っぱくしていつも言っているコーチたちがいるわけで,
「それ,いつも俺らが言うてるやん!」
というのがオチです。
つまり,これが教育の本質をついているのだということ。
何を指導するかというより,誰が指導するかというのが大切だったり?
要するに,子たちの心を動かすのが教育なのですね。
さて,その話を聞いたあとに,あのロナルドのシュートを見て,それで私は腰を抜かしたのです。
まさに,来たボールをゴール前のあのせまい場所,短い時間ですべて正確にやってのけたではありませんか。
かなり速いスピードのボールをサクッと止めてパンとゴールの端っこ狙って蹴ったら,ちゃんとそこに突き刺さったというのが遠藤選手の言葉どおり!
あの話は,「どんな条件でも」という但し書きがつくと思うのですが,ロナルドは世界一を決める試合の勝負を決める延長戦で,2度もそれを簡単にやってのけたのです。
ちなみに柴崎くんのはダメです。
1本目なんか,あれ完全にトラップ失敗して,たまたまよい具合に跳ねたからゴールできたわけ。
だから,日本代表に呼んでもらえないのです。
入試も一緒です。
たまたま正解したのを実力と思うなかれ。
基礎基本の練習を繰り返し,地道に努力することで,試験中の緊張感や時間制限という制約の中でも正確に解いていくことができるようになりますよ。
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