[2016年12月21日]
朝日の社説
新奨学金制度 心もとない船出だ
2016年12月21日(水)付
大学・短大や専門学校に進む学生を対象に、返す必要のない「給付型奨学金」の制度を、政府が再来年春の進学者から本格的に導入すると決めた。「貸与型」だけだった施策の大きな変更であり、意義深い。
だが規模があまりに小さい。将来をになう若い人材をどこまで励まし、支えることにつながるのか、心もとない。
奨学金について,詳しいわけではないが,貸与型というのは奨学金と言えないのだと聞いたことがある。
要するに返さないといけないのだから,若者に借金を背負わせるわけで,ロクなものではないのだ。
しかもちゃんと利子がつくし。
海外で奨学金というと,給付に決まっていて,返さないといけないと言えば外国人はアンビリィーバボーと叫ぶらしい。
だから,この給付型を導入するのが画期的だというのはおかしな話で,今までが異常だったのだ。
そして,よくわからないのが,国立大は3万円で私立大は4万円とかいう話。
そりゃ,私立大は学費が高いのだが,国が給付するのは国立大だけでいいやんかと思うのだ。
私立はそれで独立企業としてやってるわけで,給付型の奨学金を独自に持っている大学もちゃんとある。
そういうのがなく,授業料も高いところには,お金がなくて優秀な人は来ないわけで,別に何も誰も困らない。
優秀であれば国立大に行って奨学金を給付してもらったらいいのだ。
国立大3万円,私立大4万円の給付を2名にするのではなく,国立大に行った1名に7万円給付してあげて欲しい。
それと,時々話題になるが,奨学金を返さない奴が10万人以上いるらしい。
返せないのなら最初から借りなければいいが,実際には取り立てが緩いだけなのでは?
こわーいお兄さんが来たりしないから?
そういう問題が起こらないように,貸与型は廃止して,給付型だけにしたらいい。
貸与型は民間業者や団体がやればいいのだ。
どうもよくわからないことになっているのが,この奨学金の問題だ。
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