[2016年12月26日]
昨日の林先生の番組でも取り上げられていましたが,ネット上でこんな話題があります。
ある小学校で 3.9+5.1の答を9.0と書いたら1点減点されたというのです。
テレビのワイドショーでも取り上げられており,ご存じの方も多いのでは?
テレビのコメンテーターの多くの意見・感想は,全く無視してよいと思います。
(理数を専門に勉強したことないくせに何も言う資格ない)
それから,ちょっと理数をかじった程度の輩の意見も無視です。
(理数の知識はあっても,教育という観点で素人)
もちろん,ほとんどの小学校の先生の言い分も無視です。
(教育という観点では自称専門かもしれないが,実は教育大で学んだ教育が的外れだったりするし,理数をちゃんと学んでいない小学校教師が大半。つまり,教育的にも数学的にも間違った採点をしている張本人たち)
その中で,昨日の番組で出ておられた数学者森重文さんと林先生の会話は,かなり本質的な内容だったと思うので気持ちよかったですね。
理屈はカンタンで,数学的に何も間違っていないのに減点すべきではないというのが結論です。
もう一つ,これもよくあって,先日のブログでも取り上げたのですが,掛け算の順番を入れ替えて書いたら減点だったりします。
底面積(たて×よこ)×高さが体積だと教えたから,その順番でないとダメだという小学校教師が多数いるそうです。
そういう人間からは早急に教員免許を剥奪すべきでしょうね。
しかし,根っこが腐っているので,あの番組が放送されても,まだ全国の小学校の先生は,このようなしょーもない減点を続けることでしょう。
さらに,林先生の番組で出てきた国語の採点の指摘も多くの小中高の教師にとって耳の痛い話でした。
理由を書かせる問題で,「〇〇だから」というように「から」がついていないと減点する教師がほとんどなのです。
その内容がちゃんと理由になっているにもかかわらず,減点あるいは0点にする教師が非常に多い。
これ,ホントに学校の教師の不勉強・未熟・破廉恥なところです。
番組で何度も出てきたように,「本質」がわかっていない教師が多いのです。
残念ながら,日本の教育はこのような現状です。
教育大を立て直し,優秀な教員を配置するには,まず現在の教員の待遇をもっと良くしなくてはなりません。
今の給料では,優秀な人材が教員になろうとしないでしょう。
普通に考えて,トップである校長でさえ年収1000万円に満たない職に就くよりも,年収数千万円の可能性がある一流企業を目指しますよね。
でも,これは有権者の責任ですよ。
教員の給料を削るような政策をする政党に票を入れたのは誰?
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