[2017年1月18日]
センター試験が終わると,実際に受験する大学を決めて出願する。
そのために必要なツールが予備校のデータだ。
たとえば,河合塾さんのバンザイシステムは,点数を入力すると判定が良ければバンザイしていたりする(笑)
注意すべきは,判定が必ずしもその生徒の合格可能性を表しているわけでない点。
その生徒の実際の得点力や,配点によってはB判定でもむしろ危険だったり,D判定でも五分五分以上の可能性が見えてくる。
実際の細かいデータの見方は,一人一人呼んで説明したから自信もって受けたらよい。
一見,点数が悪くて絶望的と思っていても,全国さがせば合格可能性のある大学がいくつも見つかったりする。
カラクリはこうだ。
一つは傾斜配点。
全体の得点率が低くても,各学部学科によって傾斜配点があって,点数の低かった科目があまり影響のない場合だったりする。
もう一つは2次個別試験で課される科目だ。
英語が苦手な生徒は,2次では英語がなくて得意な数学と理科だけで受験できるような場合は十分に合格可能性があったりする。
場合によっては理科1科目というのもあるので,その科目が超得意だったら合格はあり得る。
今日,塾で授業のある生徒には,そういうところも含めて複数の大学で合格可能性があるという話をした。
あとは,その候補のどこにするか。
すぐに決めないで,一晩か二晩寝てから決めるのがよい。
だいたい,多くの高校生は今日の時点で判定がいろいろ探れることすら知らないし,ウチの塾のようにアドバイスをもらえるわけでもない。
ウチの塾生は,丸丸1日分は早く情報を得られて有利なのだ。
1日余分にじっくりと考えて出願大学を決めたらいい。
もう一つ有利なのは,複数の生徒がいつも該当するのだが,小論文が課される場合だ。
ほとんどの受験生は小論文の指導を受けずに受験する。
一方,ウチの塾では過去問を踏まえて,かなり周到に準備できるので,たとえばセンターでボーダー付近だったらまず大丈夫だ。
昨年だと教育大や看護の小論文をいろいろ練習させたので,ちゃんと合格してきた。
だから,2次で小論文があってもウチの塾生にとってはむしろ好材料と思ってもらってよいのだ。
残念ながらウチの塾生でない場合,各学校や予備校,塾などで適切にアドバイスをもらえている可能性はきわめて低いです。
ま,どうしようもないですがね・・・
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