[2017年1月23日]
赤本の季節ですね。
過去問の演習で気をつけるべき点がいくつかあります。
まず,時間をきっちり測ってやること。
いくら解けたからといって,時間オーバーでは得点になりません。
今の学力で,時間内にある程度解けるのか,あるいは時間が不足するのか把握しておくべきです。
それで,不足気味だったら,それなりに対策を考えておきましょう。
試験時間には,受験番号を書く時間や,マークするための時間も含まれます。
それから,最後に見直す時間も残しておきたいですね。
ですから,試験時間の5分〜10分くらい短い時間で解き切ることが理想です。
次に,採点基準です。
記号やマーク式の場合は,答は決まりますから,だいたいの正答率がわかりますね。
しかし,たとえば数学や理科で記述式の場合,答が合っていたからといって,満点もらえるとは限りません。
受験生は甘く考えがちですが,難関大学ほど厳しい採点になります。
覚悟しておきましょう。
それで,合格最低点が書いてあったりしますが,結局は採点基準や配点がわからないと合格しそうかどうか完全にはわからないのです。
特に,科目間や日程間の難易度調整のために,中央値補正をしたり,科目間で配点調整をしていますから,実際の正答率と公表された最低点の得点率は異なるのが普通です。
大雑把な感覚では,公表された合格最低点の得点率が60%くらいだと,おそらく実際は70%くらいの正答率でないとダメかもしれません。
過去問演習で100問中60問正答するからといって合格できるわけではないのです。
補正がかかって1割引きくらいされるつもりで,7割以上取ることを目標に演習しましょう。
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