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尾崎塾
富田教室

[2010年5月19日]

言語能力

昨日,国語力が云々書いたが,英語はもちろん数式も言語だ。
だから英数国が主要教科なのだ。

物理で扱うような数式は全く英語だと言ってもよいくらいだ。
v=v0+at などと言う式は,中学生にはちんぷんかんぷんだろう。
vはvelosityだから速度 aはaccelerationだから加速度 tはtimeだから時間 すなわち 「ある時刻tの速度は初速度に加速度と時間の積を加えたものになる。」 という意味。
この場合,速度が主語だが,加速度を主語にすると英語の受動態みたいな変換をすることになる。解釈も変わってくる。
加速度を主語にすると,「加速度は単位時間あたりの速度変化」と翻訳される。
英語が数式になり,数式には意味がある。文脈もある。

こういう数式を言語と見る力を早期に身に付けた高校生とそうでない高校生は,日に日に学力差がつく。できれば高1段階で文字式に慣れておいてもらいたい。


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