[2017年4月10日]
昨日書いたことに補足。
ウチの塾で多くの塾生が身に着けるのが「自信」である。
これは,学力がついて,問題が解ける自信だったり,合格する自信だと思われるだろう。
実は本人の感覚的には全く違った自信がついている。
よく「やればできる」とかいう。
YDKの通う塾なんかその最たるもので,そりゃみんなYDKなのだ。
じゃあ,そのやるということができるかどうかだ。
みんなやらないのだ。
正確に言うと,「やってるつもり」にはなれても,やったと言えるのがどこまでなのかわかっていないので,本当にやったという状態にはまずならない。
ところが,ウチの塾で夏期講習でも受講しようものなら,とことんやるとはどういう状態かを体感することができる。
「ああ,やるというのはこういうことなのだ」とわかるのだ。
すると,自分からやろうと思ったときに,どのような状態にもっていけばよいか知っているわけで,そういう自分を作ればそれはすなわち「やる」という状態なわけ。
その「やる」とはどういう状態か知っているというのは,今後の人生でやらないといけない場面がまたどこかでやってくるのだが,その時にやれる自信となるのである。
たかが受験だから,そりゃやれば誰だってできる部分が多いのだが,今後の人生においてはやってもできない場合がある。
しかし,それはそれで仕方ない。
問題なのは,やったらできるかもしれないのに「やる」という状態を知らないので,いい大人になってるくせにやったつもりでしかない甘えた大人になることだ。
受験勉強をまともにちゃんとやる経験は,そういう大人にならないための第一歩という意味もあるのだ。
そう,今後の人生において非常に役に立つ指針というかベースを持っている自信がつくのだから,入試の合否などという小さなことはどうでもよいのである。
そういうわけで,ウチの塾生あるいはその保護者の方は,合否にかかわらず今後の未来を明るく照らす経験ができたことに感謝の気持ちを表してくれる人が多いのである。
ちなみに,念のために添えるが,我々はその生徒が合格する可能性を最大限高めようと日々考えて指導している。
おそらくは,よその塾さんに行くよりははるかに可能性が高くできたと胸を張れる状態で合否発表の日を迎えるわけ。
それ以上のことはできないと思えるようにして結果を待つからこそ,その結果ダメなら仕方ないし,合格ならよかったねというだけの心境で迎えられるのだとご理解いただきたい。
(ただ,指導方法・内容は日々進化させているので,数年前の生徒さんゴメンなさいということは多々あるのだが・・・)
昨日,嫌みっぽく書いたのは,こんないい塾なのに春に中3生の入塾が少ないからだ。
おそらくは宣伝上手な大手塾にすでに入塾してしまっているので,そこをやめることができないお気の毒な方が多いのだろう。
いったん大手塾や他の塾に入ったらめったなことではやめられないはず。
だからこそ,最初からウチのような良い塾に入っておくべきなのだ。
ところが,今年は中1の新規入塾が増えている。
賢明な判断ができる親御さんが増えているということだ。
すばらしい。
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