[2017年4月27日]
先日,愛なる女学校の先生が来られて説明して行かれました。
いろいろ頑張っておられるようです。
ウチの塾からも過去に何名かお世話になってますが,若干通うのが遠いという面以外はよい学校だと思います。
女子高はいろいろなコースを売りにしていますが,ココの特徴は何といっても舞台芸術コースでしょうかね。
宝塚の合格者も複数名出しています。
そう,梅花高校です。
チアが有名で,それをやりたくて行く生徒さんもいるでしょうね。
ですが,おそらく塾のある茨木や高槻の生徒からは,先ほど書いたように通うのにやや遠いため,同じ女子高なら大阪成蹊さんや薫英さんに行く人が多いと思われます。
大阪成蹊さんは,昨年定員340名のところ688名も入学して,学校がパンクするのではと思いましたが,バブル期に教室をたくさんつくってあったので,全く大丈夫とのこと。
それで今年は入学者を絞るのかと思ったら今年も定員360名のところに548名の入学です。
このように,私立高校の定員って名ばかりで,一定の水準の生徒(=中学の振り分けで〇がついている人)が受けてくれたらみんな合格するのです。
梅花さんも233名定員なのに321名も入学しています。
実際,大阪の私学は定員オーバーの学校だらけです。
こんな状態が良いはずがありません。
前にも書いたように,大学でこれだけ定員超過すると補助金カットなどのペナルティー対象となります。
だって,定員分の設備や教員しか準備していないところに定員の1.5倍もの生徒が来たらどうなります?
急遽あわてて非常勤講師をかき集めて,指導力のない教師にとりあえず教えさせるということになります。
設備も十分に与えられません。
安全上もどうなのかと思います。
その一方で,公立高校に行きたい人が圧倒的に多いのに,府はその定員を減らしたりしています。
三島高校や茨木高校など,行きたい生徒がたくさんいるのだから定員を400名とかにしてあげたらいいのに。
こういうところが大阪の教育行政の壊滅的にダメなところなのです。
私学の「存続」とか私学の「収益」を優先しているのです。
人気のない私学は必要ないので,競争して廃校になればよいのに,大阪府の力で延命,あるいはそれどころか儲けさせているのですからね。
ま,言っても仕方ないですから,そういうシステムで動いている大阪府の進路指導,公立中学の先生の指導を真に受けて高校を選ぶようなことがないようにしたいものです。
私立高校は自分で選べるのですから,しっかりと情報を集めて,本当に自分に合ったよい学校を受験しましょう。
とりあえず女子高もOKと思う人は梅花,大阪成蹊とあとは薫英や京都の学校なども候補に入れて考えてみてください。
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