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尾崎塾
富田教室

[2017年5月3日]

地毛届についてのトンチンカン

都立高校で頭髪の変形加工をしていないか判断するために地毛届なるものが存在することが世間で話題だ。

これを某マスゴミさんが取り上げてテレビでもやっていた。

当然のことながら頓珍漢なコメントを電波で世の中に流している。

賢明なブログ読者がおかしな意見に惑わされぬように書いておく。

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一番勘違いされているのが「頭髪は個性だからその自由を認めないのはおかしい」という意見。

へぇ〜っ,頭髪って個性なんだ。

「個性的な髪形ですねぇ」と黒柳徹子さんに言うのはいいが,中高生にそんな個性は求められていない。

頭髪は外見だ。

服装も外見。

外から見える部分だ。

化粧を禁止する学校も多い。

外見だからだ。

禁止するには理由があって,学校というのは外見でなく内面を磨くことを目的にしているからだ。

頭髪も服装も,そりゃ自由ですよ。
全く自由にしたければ学校に行かずに自由にやればよい。
ところが,学校は自由な場所ではないのだ。
そのかわり,内面にスポットをあてていろいろな教育活動をやる場所なのだ。

だいたい,頭髪を変形加工する生徒の多くが,内面がむしろハチャメチャで,そういう連中が内面で光ることができないから外見で目立とうとする。
それはカッコ悪いことだと教えるのが学校。

それを理解して,その学校に行かないとダメ。
それがわからないのならさっさと退学しろという話。

頭髪や服装を決めて教育するのは重要。
野球やサッカーでユニフォームがあるのと同じ。
ルールで決まっているということもあるが,スポーツで目立つためには何が必要?
そのプレーだとか存在感が大切なのだ。

メッシが試合で目立つのはなぜ?
頭髪や服装が個性的だからか?
そんなことはない。
プレー自体がすごいから目立つのだ。
むしろ他の選手と同じ服装だからこそ際立って見えたりするわけだ。

学校でも会社でも同じ。
大勢同じような髪や服装の人がいる。
その中で,率先して素晴らしい行動ができるとか,リーダーシップとれるとか,冷静な意見を言えるとか,際立って存在感のある人間っているもんだ。
そういう人間こそ個性を発揮しているといえるわけで,頭髪や服装で個性的だと認めてもらえるような世界は世の中に存在しないのだ。

東大に入った奴が金髪に染めるのはよい。
三流大に入って取柄もないのに金髪に染めるのはバカ丸出し。

内面を磨く方向に意識が行かず,外見に目が行っている時点で高校生として全く見るべき方向を誤っていると言える。

そういう指導をするために,地毛届は必要なので,何も問題ない話だ。



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