[2017年5月5日]
芥川の名物こいのぼりも元気に泳いでいます。
少子化が社会問題と言われますが,どうなんでしょう。
ますます一人一人への教育が重要となりますね。
どこかの塾のように,名ばかり個別指導で,実際の指導力は?というようなところは淘汰されていくことでしょう。
そういう意味では,ウチの塾は超未来型の内容です。
先日来,中学生棋士が強くて話題ですが,将棋の世界では有名プロ棋士が素人さんの生徒を相手に指導対局というのをやったりします。
プロである棋士は素人の指した手にすぐに対応できますが,素人さんは一手に時間がかかります。
だから,一度に大勢の生徒と対局できる指導対局は非常に効率的なシステムなのです。
一手にかかる時間が短いからといって,手を抜いてやってるわけではありません。
「指導」の対局ですから,生徒の弱いところを見抜いて,それを今後に修正できるようにうまく局面を調整して進めているのです。
だから,素人どうしで対局するよりもはるかに勉強になって,その後に強くなっていけるわけ。
これは勉強の指導でも同じ。
学生の講師だと,生徒が質問してきた問題を,自分の得意なやり方で解いて「こうやるんや!」と得意顔です。
しかし,それでは生徒に力をつけてやることはできません。
生徒の質問に問題を解いて終わりというのは,素人どうしの将棋と同じなのです。
そうでなく,質問後に,生徒が解けるようになる方向づけしてあげないと。
しかし,指導対局のような指導は,教える側が生徒よりも圧倒的に力量が上でないと無理です。
必死で頑張って生徒に勝つというのでは話になりませんよね。
指導どころではありません。
勉強の講師も同じで,学力的に圧倒的なものを持つのは必要です。
その上で,相手の希望進路や今の学力,その問題を解くことで,どのような力をつけてあげるかなど瞬時に判断して指導しないといけません。
ウチの塾ではさながら指導対局のように,一度に大勢の生徒さんが演習しています。
その個々の様子を見て,次の一手がうまくいくように教材の与え方という手法で局面を調整しているのです。
ま,調整されてる生徒は,何をされているか気付かないでしょうが,こちら側としては,指導したい内容にあわせて微妙に調節しているわけです。
そういうわかりにくい塾ですが,きっとわかる人にはわかってもらえるのだと思ってやっています。
にほんブログ村
にほんブログ村