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尾崎塾
富田教室

[2017年6月11日]

基礎基本を大切に

今日は日曜日で終日特訓しています。

考査前の中学生や受験勉強の高校生が特訓中。

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ですが,ウチの塾は特別な内容を教えたりするわけではありません。標準的な教材で基本をしっかりと押さえることをひたすら繰り返します。

どうしてそうするかというと,そうしないと難しい問題を解く時になって何もできないからです。

逆に基礎基本がしっかりと身に着いていたら,どんな難しい問題でも解くことができると言って過言ではありません。

どんな難問でも,文科省の指導要領の範囲内ですから教科書の内容がちゃんと身に着いていたら解けるからです。

表面的な操作法を練習しただけで,ちゃんと身に着いていない人が困るようなよい問題が難問と呼ばれているのです。
実は,ちゃんと基礎基本が身に着いている人にとっては難問でもなかったりします。


昨日も書きましたが,私は実はテニスをやっていました。
それで,今はたまに遊びでやる程度ですが,たまにやってもちゃんとサーブは入ります。
身に着いているからです。

学生の頃は,今の学生では考えられないでしょうが,毎日午後1時から日が暮れるまでテニスしていました。

えっ?授業は?

まあ,そういう時代だったのです。

大学1年の時にインカレ3位になっている部活ですから,相当にレベルは高かったのです。(インカレって高校のインハイの大学版みたいなものです)

特別なコーチがいたわけではありません。
先輩が後輩を指導して,互いに切磋琢磨して強くなっている部活でした。
その中で,最も時間を多く割いた練習が何かわかりますか?

おそらく,そのへんのテニスクラブではほとんど時間を割かないと思いますが,単なるストロークの打ち合いです。
ひたすら,相手と打ち合うだけ。
これを毎日1時間やり続けます。
退屈な練習です。
ですが,この練習を毎日しているので,どんなボールでもちゃんと思ったところに返せるようになっていくのです。

それに,この練習は相当に体力を使います。
だから体力もつきます。
持久戦になっても絶対に負けない自信もつきます。

たとえば,大学を出てからテニスをはじめたような人とは,決定的に打ったボールの量が違うのです。
何万回,何十万回とボールを打っています。
いや,何百万回かもしれません。

錦織圭くんが時々試合でも見せるまた抜きショットってわかりますか?
ロビングで後ろに打たれたボールをまたの下から相手コートに返球するアクロバティックなショットです。
実は,ワタクシ,遊びでですが,2回ほどやったことがあります。
それもたぶん40歳すぎてから。
普通の人って,あんなプレーはかなり練習しないとできないと思うでしょう。
でも,私は,はじめて試みたときにちゃんとできて,2回目もできました。
マグレとかではなく,できると思ったからやったらできたというだけです。
学生時代に,それだけ基本を徹底しているので,どういうボールにどういう風にラケットを当てたらどうなるかが身に着いているのです。
一見,超難しいように見えるプレイも,基礎基本ができていたら,別にそのための練習をしなくてもできてしまうわけです。
これが,大人になってからテニスをはじめた人には全く無理なことです。
相当練習してもなかなかまた抜きショットなどできないわけです。

半分自慢話みたいになりましたが,勉強も全く同じだと思います。
ちゃんと教科書に載っていることが消化できているか。
まずは基本をひたすらやって身に着けます。
そうしておくと入試直前期に過去問などをちょこっとやるだけでどんな問題にも対応できる実戦力をつけることができるのです。



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