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尾崎塾
富田教室

[2017年6月21日]

高校の意味

高校3年生はこれからどのように過ごすべきでしょうか。

大前提は,大学受験には資格が必要だという点です。
高卒の資格があれば,大学が受験できます。
高校を卒業しなくても,高卒認定試験で大学受験資格を得ることもできます。


ここから場合分けします。
「推薦入試の人」と「一般入試の人」

推薦入試はさらに指定校推薦と公募推薦に分かれます。
指定校推薦入試を考えている人は,何が何でも学校の成績の評定が重要です。
希望者の中から,評定の高い順に選ばれます。
上位校だと評定は5段階で4.5以上は欲しいです。
欠席日数もほとんどない方が有利です。
そして,普段の態度なども学校の先生に好かれるようにふるまわないといけません。
選ぶのは高校の先生方なのです。

公募制推薦は,評定の値が点数化される場合がありますので学校の成績も大切だと思われますが,評定だけでなく試験もあって,その試験で高得点を取れば合格できます。
志望校を受けるレベルの他の受験生も,同じような評定であることが多く,評定で差はほとんどつきません。
選ぶのは,大学の先生です。

一般入試は,学力試験だけで合否が決まります。
選考・採点するのが大学の先生です。

つまり,まとめると,一般入試を受けるのであれば,学校の定期考査の点数は単位を取得する最低限あればよく,高校卒業の資格を得るだけでよいのです。
学校に出席する日数も,たいていは出席すべき日数の3分の2で十分です。
60日くらい休めるのではないでしょうか。

さて,塾に来て,一般入試で関関同立だとか,国公立だとか言う生徒が,定期考査前になると塾を休んだりする場合があります。
指定校推薦を考えているわけでもなく,進級ギリギリでもないのに,考査で頭がいっぱいになってしまうのです。
そういう生徒こそウチの塾で目先の考査にとらわれないで,長期ビジョンに立って学力をつければよいのですが,それがわかっていない人がたまにいます。

つい先日,考査前に連絡もなく休んで,こちらの意図したように演習しない生徒をクビにしました。

学校の定期考査の進度とは別系統で受験に向けてカリキュラムを考えてやっています。
それが欲しくないのならウチの塾に来ないようにお願いします。


ついでに,夏期講習ですが,学校の補習と重なるのでどうするべきか問い合わせがあります。
ぶっちゃけ,正直,学校の補習なんかより,塾でガッツリ演習した方がはるかに学力がつきます。
つくはずの学力を犠牲にして,必要ない学校の補習授業に出たい人はどうぞ。

夏期講習は平常授業の時間帯も演習させる場合あります。
それは,目一杯塾で学力をつけたいと心底願う生徒に向けて環境を用意するのです。
出なくてもよく,学力もたいしてつかない学校の補習に出て,目一杯学力をつけたいから塾でもっとやらせろというのは矛盾していますね。
そのあたりも含めて,本当に出なくてはならない補習なのか判断して受講時間を相談すると言っているのです。
よく考えて,安易に学校に行くから抜けた分を塾で振り替えみたいに平常授業の時間帯に演習できるとは思わないでください。

ウチの塾は性格が悪いのです。
学校ですばらしい補習して学力つけてくれるんなら,そっちで学力つけたらいいやん。
塾でやる必要ないですよね。

ことわっておきますが,講習を休んで学校に行ってくれた方が,こっちは楽です。
その間の演習を組まないでよいし,教材の量も少なくてよいし,教材費もかかりません。
ですが,つくはずの学力をゲットしないのはもったいないでしょう。

学校の先生は,必ず学校の補習に出るように指導するにきまってます。
たいした補習でもないのに,塾の講習を犠牲にさせて何がしたいかわかりますか?
〇〇〇〇〇〇〇または〇〇〇〇〇〇〇〇〇です。
そんなのに付き合ってあげる必要はありません。

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