[2017年7月5日]
全国大学入試問題正解が届いた。
これで前年度の大学入試問題の様子を知ることができる。
一冊いくらかご存じ?
科目によるのだが,だいたい5000円くらいします(^O^)/
おそらくほとんどのビンボーな塾さんでは買いそろえていませんね。
ウチの塾は超ウルトラ儲かってますから・・・
いや,そういうことではなく,必要なところには糸目をつけずに投資するという方針でやってるのです。
もっとも,ただただ「利潤追求」をやってる塾さんではお金がもったいないと思うでしょうし,それ以前にそもそも役に立てる方法を知らないかもしれません。
たとえば,物理の場合,はじめの方に昨年の動向分析を書いてくれています。
もちろん,それを鵜呑みにするのでなく,ちゃんと問題を載せてくれているので,それを確認しつつ動向を見ておくのです。
いつも知っておかないといけないのは出題分野の動向です。
物理は昔から,だいたい力学1題,電磁気1題で,あとの1問を波動,熱,原子で分け合う感じです。
ところが,前の指導要領では原子分野がほとんど出題範囲外となりました。
ゆとり・・・
それで,新課程3年目でどうかと思って見ると全体の3.5%程度しか出題されていません。
3年目だと,もうそろそろ浪人生に配慮しなくてよいので,それにしては少ないなーという印象ですね。
こういう動向も踏まえて普段の授業で演習させる内容の配分を決めていくのです。
それと,気になっていたのは,波動の方程式をどの程度出題するのか。
今春は北大の後期で出題されているようです。
この分野は生徒に理解させるのが難しいので勝手な学校判断のゆとりをかまされて習っていない生徒もいたりして。
さすがに旧帝大クラスだとそのゆとり教育は通用しないってことですね。
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