[2017年7月18日]
夏期講習は今年も満席となりました。
先日,夏期講習を目当てに入塾しようとした高校生が入塾に失敗しましたが,受けたくても受けられない人もいるわけです。
ありがたみ,感謝の気持ちを少しは持って臨んでください。
ここ数日は,講習の内容吟味で頭がいっぱいです。
どんな風にやってるか,ちらっとだけ紹介します。
中学生はまだカンタンなのです。
生徒一人一人の学校,進んでいる範囲,学力はもちろん違いますし,解く速さや集中の持続時間も違います。
ですが,ほとんどの生徒さんは大阪府立高校を目指しているので,そこへ向けてどうやっていくかを個々に考えればよいのです。
ところが大学入試はそうはいきません。
学校で習う内容も学校のレベルによって大きく違いますし,何より希望進路が一人一人みんな違うのです。
たまたま2〜3名が同じ大学の同じ学部を目指すことはありますが,普通は全員違った進路を考えています。
法学部志望,看護師志望,エンジニア志望,生命環境系志望,医学部志望,教員志望などなど。
で,ある生徒の普段の演習を見て,夏期講習にはこれとこれをやらせたいなーなどと思って準備するわけです。
教材を並べて,いざ,パソコンを使って,講習時間内にはめ込んでいくわけです。
10分刻みで演習時間を考えます。
この生徒の解く速さだったら,この教材は〇時間×24日で終わるだろう,とか。
最適な時間ではめ込んでいくと,どこかで20分余ったりして。
じゃあ,漢字の演習を1つ入れて,こっちの教材を別のテキストに変えればうまく入るだろうとか。
だいたい,これを入れるためには,こっちをのけといたらいける。
というのが3手詰め。
これをこうやっておいて,そこにこれを入れたらあっちの時間の融通が利くみたいな5手詰め以上のもよくある。
詰将棋みたいなノリで,その生徒に最適な内容を組んでいるのです。
うまく組めたら,ある意味快感です(^^;)
そんな感じでまだまだ何人もの演習内容を組みます。
なんとか明後日には全員にとって最良の夏期講習を提供できるように頑張ります。
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