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尾崎塾
富田教室

[2017年9月23日]

本当は怖い教育無償化

どうやら争点のない総選挙なので,教育無償化というものがクローズアップされています。

なんとなく聞こえがよいので,頭の悪い国民はそれを良いことのように思って投票するかもしれません。

いや,ひょっとすると,本当に良いことだと思ってやろうとしているのでしょうか。

タダより怖いものはないです。

大阪府でも,府民の票を集めるために,私立高校の無償化を某政党が行いました。

その結果,どの私立高校も教育の質が下がっています。

公立高校と同じように,お金がかからないので,保護者からの要求がゆるくなったのです。

すると,私立高校の先生は公立高校並みに,普通に授業を成立させておけばよいことになります。

進学実績は,浮いたお金で塾に行ってくれるので,それなりにキープできます。

関西○倉さんなど,この手口でめちゃくちゃ儲かってますよ。

先生は別に頑張らなくても高給が入ってくるのです。
むしろ,頑張って指導して生徒を拘束したら,肝心の塾に行けないので最悪です。

その最悪のパターンが○手門学院さんですね。

いずれにしても,「高いお金払ってるんだから」という理由で保護者生徒からの突き上げは生じません。

質の悪い私学が蔓延する政策が教育無償化なのです。

おそらく,今日本で教育の無償化をしたら,そういう学校が全国的に増殖する恐れが・・・

この世の中,よいものにはお金がかかるのです。
よい教育をする学校には,それなりにお金を払うのが健全な世の中なのです。

そして,教員の方も,多くのお金をいただいている分,さらによい教育をしようと頑張るわけで,好循環が生まれます。

ただ,非常に優秀である生徒が金銭的に高等教育を受けられないとすれば,それは日本だけでなく世界的な損失なのです。
そういう生徒は人類の宝ですからちゃんと審査して公的な奨学金を支給するということでよいのではないでしょうか。

誰でも無償でというのでは全くおかしな世の中になってしまうと思いますよ。













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