[2017年9月27日]
先日テレビを見ていて「おやっ?」と思う話があった。
教育費の話で,高校や大学受験にお金をかけるより,幼児教育にお金をかけた方が効率がよいというのだ。
どうやら,幼児教育にお金をかけたら,とても優秀になっていて,中学や高校になってからいくら頑張っても芽が出ない奴がたくさんいる統計があるのだとか。
ウソつけー,このハゲー
だいたい,幼児教育にお金をかける世帯なんて,非常に限られているはずだ。
そもそも,優秀な親がお金持ちで,幼児の頃からしっかりとお金をかけて育てた結果,元々優秀な血筋もあって,立派に優秀に育っただけかもしれない。
一方,幼児期にお金をかけられないビンボーな家の子は,後でお金をかけてもダメだというのだが,そうだろうか。
ビンボーな人にもいろいろあるだろうが,親が勉強などとは縁がなく,字も読めないという家庭かもしれない。
およそ学力って,親との会話で決まってくるような面もある。
親が話す内容が支離滅裂なら,その子の頭の中も整理できないに決まっている。
このように,見かけ上は幼児教育にお金をかけたら優秀になっていても,そういう統計は意味がない。
人間を相手にするのだから,理科の実験のようにすべての条件をそろえて比較などできないのだ。
教育に関する統計はカンタンに鵜呑みしてはいけないと心得るべきだろう。
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