[2010年5月29日]
iPadで授業ができたら生徒の学力は飛躍的に上がると思う。
理科や社会の図表とかだけでなく,英数国あらゆる教科で授業の内容を革命的に進化させられる。
しかし,これは大変な困難を伴う。なぜか。
およそ学校というのはこういった機械化から最も取り残された領域だからだ。
前に勤めていた学校では,一応LANの線はつながっていたが,肝心のイントラネットが構築されていなかったため,あらゆる情報交換はプリントアウトした紙で行われていた。あるいはフロッピーディスクだった。今どきフロッピー?金銭の処理や出張の届などもすべて紙だ。ネットで情報交換すれば必要ないはずの連絡会議ばかり多かった。
教育用のソフトの研修会に参加したが,そのソフトがお粗末。開発者が良かれと思って作っても,使う教員に自由度がないので使いにくいのだ。教員は自分の教えるスタイルをかたくなに守る。超保守的な生物だ。少しの変更も嫌う。だから,教育用ソフトにはすごい自由度,使い手が自由に変えられる余地が必要だ。
そんなソフトはなかなか開発できない。できたとしても売れない。売れない商品は開発されない。おそらく今後もずーっと旧態依然とした授業が学校で繰り返される。
個人塾ではできなくはないな。
自分の塾のスタイルに合ったものを作れば良いのだから。
開発してみようかな。
その前にiPadを手に入れなくては。
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