尾崎塾
富田教室

[2017年10月2日]

島本高校さん

島本高校の先生がウチの塾に来てくださった。

昔，ある生徒が学校説明会に行ったことがあるらしく，一度でも名前のあった塾には学校の様子を説明して回っているらしいのだ。


知ってる方はご存じとは思うが，島本高校はこのあたりでは学力レベル的には最下位層だろう。

定期考査などで点数を取らせるのはたいへんなのだ。
したがって，試験以外の提出物・やる気評価などで，なんとか単位を与えるという苦労はありそうだ。

かなり荒れた状態で，授業が成立しない＆生徒指導が大変な学校という時期があったが，最近はどうやら落ち着いてきたなーと思って見ていたところだ。

やはり，かなり指導を強化して，まっとうな高校生活が送れるようになってきているらしい。

まず，時間を守る指導。
遅刻がかなり減っているらしい。

次に頭髪と服装。
近隣の住民も，最近とてもよくなったと評価が高いようだ。
ほとんど茶髪がいなくなっている。
短いスカートの生徒も激減。
これはスカートにヒミツがあって，適切な位置にロゴが入っていてそこは動かせない。
それで，スカートを折って短くできないような物理的工夫もしてあるそうだ。

生徒の進路は？

これは特に，保育専門コースというのがうまくいってるらしい。



ほかにも将来につながる指導ができていたりする。
専門学校をめざす，就職をめざす，大学をめざすといった明確なコース設定をして細かく指導されているようだ。

およそ３分の１が大学，３分の１が専門学校，３分の１が就職という割合の模様。
就職は７年連続卒業時の内定が１００％ということで，ちょっと自慢。

かつて大阪では，公立に行くと荒れてるし，どうせ何も指導してもらえないし，学力が低くてどうしようもない子は私立に行くというのが多かった。

ところが，昨今の島本高校のように公立高校が指導力をつけてくると，公立高校が見直されてくるようになるだろう。

無償化という聞こえのよい政策で無能化した私立よりも，かえって有能な公立高校の先生の指導が受けられる方がよいと思いますよ。




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