[2017年11月4日]
中学3年生は各学校で実力テストが行われています。
ちょうど今の時期の結果が私立高校の入試に「使われる」のです。
このあたり,はっきりわかっていない方も多いのでご説明します。
まず,大阪府の私立高校のほとんどは事前相談ということをします。
誰と誰が相談するかというと,公立中学校の先生と私立高校の先生です。
あらかじめ私立高校は公立中学校に基準の点数を示します。
たとえば実力テストの平均点よりも100点高い生徒は特進コースOKで,20点高い生徒は進学コースOKというような基準です。
公立中学の先生は,その私立高校を受験希望の生徒のリストを持って12月末から1月はじめにかけて相談に行きます。
私立高校はそのリストを見て,基準に達している生徒に対して合格の確約をします。
確約の意味は,よほどのことが無い限り合格させますという意味です。
よほどのことって何?
たとえば当日欠席するとか。
実際に受験して,合格最低ラインよりも100点以上も下回った点数しか取れないとか。
逆に言うと,20点とか30点くらい低くても,合格させますという意味です。
何と比べて20点低いかって?
合格最低点に決まってますよ。
ほらわからなくなった?
実際のところ,合格最低点よりも低い点数で合格している生徒がいるのです。
当日非常に体調が悪いとか,何かの理由で点数が低い場合があります。
でも大丈夫。
合格になります。
そのための事前相談,合格確約なのです。
てなわけでして,今回の実力テストの結果で,ほぼ合格が決まった諸君,おめでとうございます。
逆に,取れなかった人はあきらめてはいけません。
ちゃんと学力があれば合格します。
Vpassに載っている目標偏差値くらいの学力があれば,確約がなくても合格できるわけです。
最後まで学力をつければよいだけです。
事前相談に頼らず,実力で合格しましょう。
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