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尾崎塾
富田教室

[2017年12月30日]

やっぱり技術かぁ

スポーツ報知の対談で,ゴルフの松山と野球の菅野の話が面白い。

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何の接点もなかったこの二人。

競技も年齢も違うのだが,報知の企画で新人の年に対談をしたらしい。

当時はプロになったばかりで,とまどうことも多かった二人だろうが,今はともに世界でもトップクラスの活躍をしている。

その二人が再び対談をしたという記事。

心境の変化が面白い。


新人の時は,とにかく精神力が大切だと痛感したようだ。

そりゃ,右も左もわからない中でスタートして,心を強く持たないとやってられないと思ったのだろう。

ところが,二人ともプロの世界で第一人者となった今,本当にトップの場面では,結局大切なのは技術だと考えるようになったようなのだ。

練習して技術を磨き,それを肝心な場面で使えるかどうか。

その技術がないから結局心が乱れるのだということだ。


まあ,次元が違う話かもしれないが,これも受験生にとって参考になるのではないか。

試験中に舞い上がって力を発揮できないとか,焦ってしまって解けないとか。

心が十分に落ち着いた状態でなく試験を受けるとロクなことない。

そこで精神面が大切だと思うのだろうが,精神力だけ強くても武器を持たないで試験に行って・・・

武器を持たない丸腰の状態で敵に向かって行って,精神的に落ち着いているとすれば,その人は少々イカレテいる。

ところが,絶対的な武器を持って戦うとなれば,その武器をちゃんと使うことに集中すれば負けっこないのだ。

何か頼れる武器を持っていれば,落ち着いて相手をやっつけることができる。

受験ではその武器は問題を解く技術ということになる。

こういう問題はこうすれば解けるというのはある意味技術の習得なのだ。

それを日々の演習で身に付けていく。

解ける問題をたくさん持って試験会場に行けば,後は落ち着いて今までやってきたことを再現すればよいわけ。

だいたい試験会場でバタバタと焦る奴は,自分の実力以上の点数を取ろうとしているのだ。

実は試験会場に行った時,すでに結果は決まっていて,その日の実力以上の点数になるハズがない。

「取った点数が実力なのだ」

というのを肝に銘じて,その日までに問題を解く技術という武器をたくさんゲットしておく。

そういう発想で残りの日々を過ごしてみてはいかがだろうか。


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